4/30に東京、有楽町ヒューリックホールで行われた
Up-T x AKB48 Group special live
を見てきました。
音響が安っぽいズンドコな低音出し過ぎセッティングなこと以外はネガティブな要素はあんまり感じられず、事前に予想したよりもはるかにマトモなライブでそこは良かったです。
AKB48を含む3グループ合同、プラス、ラフxラフ、のラインナップで886席のキャパが埋まらない、というのにはビックリしましたけれどね…。
24年9月のSTU48「花は誰のもの?」公演の方が客が入ってました…。
STU単独の方が入りが良いってどういうこと?と思いましたが、4/30、5/1、の月末月初はサラリーマンは休み難いよね、ということとお父さんたちはGWは家族サービス優先で逆にヲタ活し難いのかな?と想像しておきます。
自分的にはかなりショックです。
いやマジかよ本当に。
イベントは2部構成で、1部のシークレットイベントはYouTubeで生配信されるという、素晴らしくシークレットなイベントでした。w
詳細はYouTube見て頂ければ良いと思いますが、如何に前方エリア確定チケットとはいえ、この内容で+5,000円の値段で売るという主催側のAKBヲタの舐めっぷりも大変素晴らしいと感じました。w
自分は2部のライブイベントのみの参加なので全然関係ないですし全然問題なかったです。
で、
ライブイベントはオープニングアクト扱いのラフxラフも含めて各グループ30分の持ち時間でのタイムテーブルが発表されていましたので、「これはメンバー混合での曲はやらないんだな」と想像したとおり、各グループきっちり30分の持ち時間を終えて捌けるというアイドルフェス的な構成でした。
OAという扱いでアウェイなステージに立ったラフxラフの8人ですが、正直全く知りません。
ニセのインタビューで渋谷凪咲が坂田心咲を激詰めする場に居合わせたラフxラフの2人が凍りつく、というYouTube動画を見たことがあったので、「夏目」という苗字の子がいることだけ憶えていましたが顔はほぼ思い出せず。
メンバーも知らんし曲も知らんのでかなり客観的に見てたのは事実です。
でもせっかく同じライブに参加したグループなのでできればXとかで「ラフxラフ、意外と良かったです」とか流してあげたいのでなんか良いところを見てあげたいとは思っていたのですが、正直あんまり見えるものはなかったです… ごめんなさい。
何も知らない側として、「何を見てあげれば良いのか」が分からなかったです。
ボーカルと曲で勝負する感じではなかったですし(多分そういうグループではない)、ダンスパフォーマンスで勝負する感じでもなかったですし、ステージにいる8人の何を見て何を感じてあげれば良かったのか…
MCで「バラエティを頑張ってる」と言っていましたので、もしかするとそういう部分では彼女たちの良さが出るのかもしれないのですが、
「ライブイベント」のステージで曲を披露する、というシチュエーションではなかなか「ラフxラフならではの良さ」という部分を見出してあげることができず、申し訳なかったです。
ラスト2曲は頑張ってる感じはあったことを書き添えます。
48はNMB→SKE→AKB、の順でステージに上がりました。
NMB48が出てきての印象は「人数多いな!」でした。w
48としては少人数な12名のはずですが、ラフxラフが8名だったこともあり、1.5倍の人数がステージに現れると「なんかいっぱいいる」wという感じがしたのは正直なところです。
なので世間から見る48や46はこういう感じなのかもしれませんね。「大人数グループ」というのはこういうことか、と再認識しました。
まずはなんと言ってもセンターを務める塩月稀依音が素晴らしい!
オープニングナンバーは「北川謙二」でしたが、弾けっぷりがハンパでない。
私の知る塩月の良さが全開で表現されていて本当に素晴らしかったです。
あとは青原優花もグイグイ踊ってて、客席へのアピールも大きくすごく良い印象でした。
NMB48全体の印象としては、
カッチリと揃えた群舞、を強く打ち出しており、これはライブステージを見て誰でも感じる特徴だと思います。
本当はもっとシリアス調の曲でバキバキ踊ってみせた方がよりその雰囲気が出るとは思いますが、
NMB48のもうひとつの特徴である「ネタ曲」という部分も分かりやすいNMBの特徴なので、そういった曲を多用するのは理解できるところです。
それでもそのふざけた曲の感じに流されずにカチッと揃えて踊ってみせるところはNMB48の素晴らしさ。
セットリストは全6曲と少なめでしたが、その中に「妄想ガールフレンド」を入れてきたのは良かったと思います。
この曲は昔にNMBが日テレで「げいにん!」という冠番組を持っていた時の番組オープニング曲なので、東京のAKBヲタがシングル以外で知っている曲、というもののひとつと思われます。
そこからさらに独自色を強く打ち出したのがSKE48。
メンバーは最新シングルの選抜12名をそのまま持ってくるという現在のSKEとして最高の布陣。
(1名が体調不良で休演し11名でのステージとなりました)
30分の持ち時間の中で極限までMCを削り、全10曲を詰め込んで踊りまくるという「SKEらしい」と思わせるステージを見せました。
ただ、
他の3グループがUp-Tでの商品を実物を見せながらアピールするMCにそれなりに時間を割いていたのに対し、
SKEは2人のメンバーが「こんな感じのデザイン」ということを短いトークで話すだけで、実物も見せずにさっさと終わらせたのは如何なモノでしょうか。w
ファンとしては商品情報はUp-Tのサイトで見ればいいので、確かにMCで長々と紹介しているのは不要と言えば不要なのですが、
主催であるUp-Tの宣伝をサラッと終わらせるのはBtoB的には如何なものか?という感じはします。w
その分、ライブ的には充実しており、
オープニングに前シングルの「告白心拍数」、過去の有名シングルを披露してから新オリジナル公演の表題曲を3曲、さらに「恋を語る詩人になれなくて」とシングル曲で埋めて最後に最新シングル「Tick Tack Zack」で締める、というセットリストの充実度は48の3グループの中では最良のものだったと思います。
30分で10曲を11人全員で最初から最後まで全力で踊ってみせるという、「SKE48らしさ」は強く打ち出せたのではないでしょうか。
SKE48で印象的だったメンバーは、
ライブでの煽りにも長けるセンターの熊崎晴香のライブでの強さはここで再度言うには及びません。
伊藤実希の長身かつ体格の良さを生かす素晴らしくダイナミックかつ滑らかな動き、
河村優愛の「あいつヤベぇな」と思わせるほど手が着けられないメチャクチャな全力さ。
私としては森本くるみが見せる彼女本来の楽しく大きなダンスも印象的でした。
そして、アレンジを新しくしたOvertuerで登場したAKB48。
「会いたかった」で始まるセットリストは全6曲でしたが、
パフォーマンスするメンバーはM2、M3を6人、M4、M5を入れ替わりの6人、で行うという1メンバーあたりの曲数は4曲という登場回数で、それぞれの個々のファンにとっては推しメンを見る機会が少し足りないのではないか?と思わせる不思議な構成でした。
また、セットリスト6曲の中で最新の曲が「希望的リフレイン」という10年前の曲(!)という選択も私個人的には残念。
やはり最新曲の「まさかのConfession」は披露して欲しかったですし、個人的には「新しい今現在のAKB48が見られる」と期待していたのでその点は残念でした。
ラフxラフのファンの人には分かりやすい曲ばかりで良かったと思いますが、SKEやNMBのファンの人にとっては「既知のAKB48」というもので、もっと新しい魅力をアピールしてAKBファンとして引き込む、という魅力を存分に発揮できたかという点では少し弱さがあった印象でした。
ただ、メンバーが新しくなった感はすごくあり、
特に新センターの八木愛月は白い衣装を着ていたこともあってステージで目立ち、明るく手足を大きく動かすパフォーマンスと相まって、その印象はとてもポジティブなものであったと感じます。
小栗有以、山内瑞葵、佐藤綺星、のセンター経験者のパフォーマンスは確かなものとしてステージを支えています。
また、大盛真歩の客席を飲んでかかるステージングは魅力的ですし、山崎空などの新しいメンバーもその魅力を大きくアピールしていました。
今回の4グループのライブで改めて感じたことは、
ライブステージにおける「特色」を持っているグループはやはりライブで強い、という部分です。
その点で強みを見せていたのはNMB48とSKE48。
この2つのグループは「ウチはこういう方向性のライブをやります」という部分が明確で、
その要素が刺さらない人もいるとは思いますが、刺さる人には深く刺さる、という「個性」があります。
例えば48をあまり知らないラフxラフのファンの方に「グループとして魅力を感じた、もしくは印象的だった」というグループはどこか?と問うた場合にその答えはどういうものであるでしょう。
AKB48のステージは「曲を知っている」という安心感はすごくあったと思います。
ただ、アイドルのライブステージを見るという人にとってその人が欲するものは「安心感」なのでしょうか。
私は冒頭でラフxラフのステージに対し「何を見てあげれば良いのかが良く分からなかった」と書きました。
多分、彼女たちの強みはライブでの曲の披露ではなく、トークなどのバラエティの面なのだと想像されます。
でもそうだとすると、彼女たちはこういったアイドルフェス的なライブイベントではその魅力のアピールがあまり効果的ではない、という特性だということになってしまうのだと思います。
私はAKB48にもライブステージにおける、他のアイドルグループと直接比較をした際に打ち出せる「特色」や「方向性」をもっと強く持った方が、
新規客の獲得には有利だと感じました。
私はモーニング娘。を知っています。
過去のメチャクチャに売れていた頃のモーニング娘。を知っています。
私が行ったライブに「モーニング娘。'25」が出演し、その頃の曲ばかりを披露したら私は今のモーニング娘。に魅力を感じないと思います。
何故なら、「知っている」から。
私はそのモーニング娘。は知っています。
そのモーニング娘。を知った上で、48Gを見ています。
だからその頃のモーニング娘。を今見ても心が動くことはあまりないと思うのです。
「日本の未来は、Wow Wow Wow Wow」とやられればその会場では盛り上がれるしノれると思います。
ですがそれでモーニング娘。のファンになるか?と言えばそれはないと思います。
そうでなく、自分の知らない新しいモーニング娘。を見せられれば「あ、モーニング娘。ってこういう感じなの?」とは思うでしょうし、
「え?良いじゃん?」と新たに感じる面もあるかもしれません。
既に知る安心感ではなく、
新しく知る発見を。
その点では、逆にAKB48はとても不利な立場にあるのかもしれない、とも思います。
その名はあまりにも一般に浸透し切っていて、
あまりに売れた曲が多くありすぎる。
だからこそ、ファンでない人が知らない、今のAKB48の魅力を。
違うグループのファンにアピールするなら、そのグループとは異なる明確な「AKB48ならではの特色」を。
2025年の今に新しくファンを引き込むには、
新しい2025年のAKB48の魅力を。
そんなことを感じた今回のライブイベントでした。
AKB48は48Gの旗艦として、
本当に頑張って欲しいと心から願います。