イベントの内容については他の方のブログやネットニュースにお譲りし、私が感じたことをお伝えしようと思います。
NGT48 は、どこへ行くのか。
その行き先は、完全にクリアにはなっていませんが、
かなり練られているようです。
AKB48、SKE48、NMB48、HKT48。
さらに、乃木坂46、欅坂46。
そして、これから来る、STU48。
その中で、NGT48はどうあるべきか。
迷いながらも、懸命に考えられているようです。
参加メンバー、24人。
柏木、長谷川、の当初から別行動が予定されていたメンバー以外は全員参加。
それはそうだと思います。
たとえ、本当は体調が悪かったとしても、
この日に「体調が悪い」などと口にし、そんな素振りを見せるメンバーがいるとは思えません。
スタンドでは風が冷たく、かなり「寒い」と感じるコンディションでした。
グラウンド上のステージはもっと風が強く、腕や足を露出しているステージ衣装では、相当辛い状況だったはずです。
さらには、午後のナイトゲームでは開演前と開演序盤に通り雨。
曲の披露中に降られた研究生は、スタンドの観客に向かって「暖かくしてくださいね!」。
ばかやろう。
それはこっちのセリフ、君たちのことだ。
いまできることを絞り出そうとする24人。
それを見ていた「ファン」なら感じない人などいなかったはずです。
ここにいる自分にできることは、出せるだけの声を出し尽くすことだけ。
今、このスタジアムのこのスタンドにいる自分は、そのために来たのですから。
「青春時計」。
およそヲタ受けしないと思われるメロディラインです。
つまりこの曲のターゲットはそこではありません。
幅広い層に、多くの人に、「あの曲、なに?」と言わせることが狙いです。
「あの『チクタク』って曲、知ってる?」
「あれ、NGTなんだって。」
子供にも、大人にも、年輩の方にも。
AKBではなく、46でもなく、「NGT48」。
アップテンポにしてビートを強め、エレキギターを走らせれば「ノレる」曲にはなると思います。
ですが、48、46、のファンではない一般の人の心にどれだけ届くかは疑問です。
例えば、新潟の駅前、いやもっとアウェイな場所でもいいです。
NGT48に興味のない人たちに向かって、ゲリラ的にライブを行った時に、アイドルポップスに興味のない人たちの足をどれだけ止めることができるか。
近所のスーパーの店内でスピーカーから流れたとき、そのメロディが、そのフレーズが、どれだけの人の耳に残ってくれるか。
青春時計 は、そこで勝負するための曲です。
鮮烈な赤を使い、
全面がシャーリングのような細かいプリーツで、
裾をダックテールにしたAラインのワンピース。
茅野しのぶ率いるAKB衣装部「オサレカンパニー」渾身の力作です。
この衣装も含めて、
街行く、子供にも、大人にも、年輩の方にも、
全ての「AKBに興味のない一般の人」にポジティブにリーチするための戦略。
「なんだかよく分からないけど、流行りのアイドルでしょ」ではなく、
「NGT48」としてのデビュー。
SKEからの48Gのデビューの中で、最も戦略的な、最も練られた、そのデビュー。
46のような、アイドルポップス界への浸透を狙ったものではなく、
アイドルポップスに興味のない、「地元新潟の一般の層」といういままで48Gが狙ったことのない「外部」へのアプローチ。
繰り返しのフレーズになりますが、
新しい、ってこういうこと。
同時に披露されたカップリング曲。
「下の名前で呼べたのは・・・」
「出陣」
「純情よろしく」
「暗闇求む」
「空き缶パンク」はアンベールされませんでした。
この中で私の中に残ったのは、
荻野由佳をセンターで歌わせるために秋元康が書き下ろしたという「出陣」。
和風な囃子調のアレンジのこの曲は、曲、というよりも、そのステージパフォーマンスが印象的でした。
荻野率いる全9人の力強いパフォーマンス、そしてそれを束ねる荻野由佳。
どんなMVになっているのか、とても楽しみです。
この日、一番私の目を惹いたのは、小熊倫実。
トークのイメージとは正反対の、
その身体を生かした柔らかくも力強いパフォーマンス。
ストレートに目立ちます。
いつかどこかで彼女がセンターに立つ場面が訪れるでしょう。
その瞬間を楽しみに待つことにします。
一番、私の印象に残ったのは、高倉萌香。
今になって改めて、なるほど、と思います。
彼女が何故、NGT48の初めてのオリジナル曲でセンターに選ばれたのか。
その、あまりにも「48の文法」にマッチする、
儚さ、
未完成感、
そして孤高感。
横一列に並んで同時にパフォーマンスさせたなら、中井のセンターを知らない48Gのファンがいたら、高倉がセンターだと感じるでしょう。
そして、やっぱり「NGT48のエース」として揺らぐことのない、
加藤美南。
本当に難しいと思います。
いつか、どこかで、必ず、加藤、高倉、の2人がセンターに立つ時は来ます。
そのカードをいつ切るのか。
どこで使うか。
次に使うなら、今回に中井を使った意味がありません。
じゃあ、いつ?
ここまでの戦略を練った運営の手腕と頭脳に期待しましょう。
ひとつ、確実に言えることは、
NGT48は、
成功するパターン を選ばずに、
新しいことにチャレンジする道を行く、
ということです。
立ち上げからフォローし続けるファンは、
デビューしたから一段落、ではないようです。
まだまだこれからの彼女たちの行く道程を見続ける必要があるようです。
準備が整ったNGT48はスタートラインにつきました。
On your mark . Ready .
スタートは、4月12日。
以上、
祝・メジャーデビュー! NGT48ここからプレーボール!
@ HARDOFF ECO スタジアム新潟
でした。
p.s.
中井、ずっと見てるから。