私は対談番組を観るのが好きです
「こうして困難を乗り越えて今がある」というようなお話を聞くのが好きなのと。
心に響く言葉をメモしたり。
子育て心理学カウンセラーの勉強を始めてからは、司会の方の話の聞き方や相槌のうち方、言葉の返し方なども研究しながら観ています。
とんねるずの石橋貴明さんの『石橋、薪を焚べる』も好きな番組です。
貴さんの「ゲストの方に、お話しの内容に、興味があります!もっと聞きたい!」という雰囲気が素敵なだと思って。
知識豊かなコメント力も憧れます。
11月25日の放送は、ロケット開発者の植松努さんでした。
以下、番組内容からの要約です。
「なぜロケットを飛ばしたかったんですか?きっかけは何だったんですか?」
自分が3歳の時にアポロ11号が月に着陸した。
家族皆でテレビの前で喜んだが、大好きだったお祖父ちゃんが「人が月を歩いている、お前も月に行ける」って喜んでいた。
それから、お祖父ちゃんが喜ぶから、ロケットや飛行機の本を読んだり、名前を覚えたりしていった。
「今まで辛かったことは?」
子どものころ、飛行機の勉強をしていると、お祖父ちゃんは褒めてくれたが、学校の先生には無理だと叩かれた。
勉強ができない、落ち着きがないと言われた。
家庭訪問に来た先生が「あの子はおかしいから迷惑だ」と言い、母親が泣いていた。
自分がおかしいせいで母さんが泣くのか、何で生まれて来てしまったんだろうと思って泣くしかなかった。
そんな自分が今、会社を作って、ロケットを作っている。
当時の自分は想像もしていなかったし、先生も想像していなかったと思う。
未来なんて分からないのに、大人が勝手に潰していく。
それが本当に悔しい。
今の子どもたちは、真面目で、素直で、言われたことはできるけれど、自分で創造することができなくなってしまっている。
大人が自分の常識を教えたとたんに、子どもたちは大人以上にはなれない。
うちの会社に来る修学旅行生には、全員自分でロケットを作ってもらって、飛ばしてもらっている。
みんな、飛ばすときに「自分のは飛ばないかも」と思ってボタンを押し、飛んだ時に小さな自信になる。
それが積み重なればいいなと思っている。
夢がないという子は、「そんなことできる訳ない」「どうせ無理だ」と散々言われている。
「どうせ無理」という人を減らしたいが、無理だから、「どうせ無理に負けない人」「だったらこうしてみたらと考えられる人」を増やしたい。
次の手をひねりだせる人、屁理屈を言える人を増やしたい。
植松さんのお人柄や、楽しそうにロケットのことを話すお姿に惹き込まれました。
そして、子育て中の自分に、ずっしりと響きました
この録画は保存にしておこうと思います
番組は残念ながら見逃し配信がないようです。
番組のツイッターはこちらです。(何の回し者でもありませんが)
https://twitter.com/makiokubel