新春 ‼ 吉野悦世 通天閣歌謡劇場  前篇 | はつこ食堂と熊野ブルー

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癒やしのバイク女子


 1月4日 今年初めての通天閣歌謡劇場でした

 悦ちゃんの出番は午後1時15分からということで

 家でゆっくりと くつろいでいました


 
 
   しかし これが 間違いのもと ダラダラと時間が過ぎていき

   電車に乗り遅れるというミスをしてしまいました

   そして歌謡劇場のある地下鉄 恵美須町駅に着いたのが

   午後1時23分 歩いて5分はかかるので 完全に悦ちゃんの

   一回目の 出番は終わりです

   次の出番が午後4時5分まだ2時間はあります

   そんなわけで悦ちゃんの次の出番まで 新世界巡りを

   することにしました


   
   新世界を 歩いていると 二人の若い娘さんが…

   アンテークなアコーデオンを弾きながら

   ストリートライブをしているところに出会いました

   

 
 

  どうでしょうか… このレトロな昭和初期を思い出すお着物は…

  それも二人はAKB48世代です

 

  
  名前は チョモ アンド ももえ… いいですね ダンボールに毛筆で
                      
                       書いてあるところが…

 


  まずは チョモ ちゃんです… 若いね‼ 10代ではないでしょうか?

 


  ももえちゃんです… やまぐち ももえといいます どこかで聞いた名前です?

 


  二人の着物姿を見てもらってわかるように 何と 歌は昭和メドレーでした

  青い山脈…等々 

  嬉しいですね!! こんな若い娘がレトロな着物をきて昭和の歌を

  歌ってくれるんですからね

 


 二人の足元に置いてある鞄に最初は100円だけ入れたんですが

 すっかり気分よくした さっちゃんは 財布から野口英世さん1枚を

 取り出し入れてあげました

 


 まだはっきり決まってないらしいですが二人は通天閣歌謡劇場に

 出られるかもわからないとか 言っていました



 

 チョモ アンド ももえちゃん これから頑張って名前売ってくださいね!!

 




  こうして チョモ アンド モモエちゃんと 別れた さっちゃんは

  新世界を歩きながら またしても 妄想の世界へと入っていきました

    
    「さっちゃ~~ん」 「さっちゃ~~~ん」

 聞き覚えのある声に さっちゃんが振り向く

 


 「 あぁ~ やっぱり 悦ちゃんだ」

  歌謡劇場の入口で悦ちゃんが呼んでいました

  小走りに駆けてきた さっちゃんに悦ちゃんがいった

 「あら さっちゃん 来てたの~ でも 居なかったじぁない」
 「どうしたの?」

 


 「はぁ~ それが あの~」 頭を小刻みに掻く さっちゃん

 「じつは 悦ちゃんの出番が午後からだったので つい油断して
  時間に遅れてしまったんです」



 「ハハハハ さっちゃんらしいね 何時も時間ギリギリしかこないんだから」
  と悦ちゃんは微笑むように笑った
  


 「 西大和での歌謡ショーの後 今日は来ると聞いていたから
  どうしたのかと思って心配してたのよ」

 
 「恵美須町駅に着いた時 すでに悦ちゃんの一回目のステージが
  終わりに近かったので あきらめて 新世界巡りしてたんです」
  少し気まずそうに さっちゃんがいった


 
 「しかたないわね… それなら さっちゃん 新世界の写真たくさん
  撮れた」 と悦ちゃんが覗き込むように聞いてくる
  

 

 

  「えぇ もちろんです 次のステージまで2時間はあるので
   撮りまくりましたよ」 落ち着いてきたさっちゃんが笑いながらいった

 
 
  「あら そんなに撮れたんなら 悦世の新世界巡りの紹介できるじゃない」

 

 

  「え~ぇ それは 無理ですよ もうすぐ 第二部の悦ちゃんのショーが
  始まりますよ もう行かないとまた遅刻なんて格好悪いです」
 

 「そうか~ たしかに そろそろ行かないと間に合わないかも知れないわ
  悦世は瞬間移動できるから まだ時間はあるんだけどね」
 


  「そうだ!! さっちゃん 悦世が変わりに新世界を紹介するのはどう?」
  悦ちゃんが身を乗り出すようにいった

 


 「あぁ~ それなら助かります  せっかく撮った写真なんで
  まだ新世界を知らない人に紹介できたら嬉しいですよ」

 「わかったわ さっちゃんは 早く歌謡劇場へ行った方がよさそうね
  もうすぐ私の出番だもんね 後は悦世が紹介しとくわ」
 
 「あ ありがとう悦ちゃん 優しいなぁ~ だから悦ちゃん好きなんです」
  そういった さっちゃんの顔が照れくさそうにやや赤くなった

 「いいから 後はまかせて… 早く私のステージ見て…」
  悦ちゃんにそういわれたさっちゃんは時々 後ろを振り向きながら
  歌謡劇場へと向かうのであった


 
  「皆様 こんにちは 吉野 悦世でございます」
  「通天閣の親ゆび姫として月一回ですが 通天閣歌謡劇場へ
  「出させていただいております」
  「ぜひ 新世界へこられたら 通天閣歌謡劇場へお越しくださいませ」
  「私以外にもたくさんの歌手の方がでられますので どうかよろしく」
  「お願いいたします」

 


 「それでは さっちゃんが 新世界の写真を 撮ってきたといってますので
  この吉野悦世がさっちゃんに成り代わって新世界を紙面の関係で
  簡単ですがご紹介したいと思います」


 「その前に 私のオリジナル曲 Around The New World 訳して
  新世界巡りを 聴きながら ご紹介したいと思います」


 
          続く…