分子栄養学との出会い
私が分子栄養学、分子整合栄養医学、オーソモレキュラーという言葉を知ったのは15年以上前だったと記憶しています。
私は20代後半から30代初めにかけて、ある不調を抱えていました。
どんな不調かというと、午前中、特に何かしたわけでもないのに突然めまいのようなフワフワした感じになったり、視界がはっきりしなくなったり、あくびが出たり、時には吐き気までしてくる、というもので、そんなことが年に2,3度ありました。
この症状、起立性低血圧、いわゆる脳貧血と同じ感じなのですが、脳貧血というと朝食をとっていなかったとか、急に立ち上がったとか、朝礼など長時間立ちっぱなしの時に起こるイメージがあります。
ですが、朝食はとっていましたし、症状が出た時は座って仕事をしていました。
それで、インターネットで検索しまくったのです。
血圧以外にも何かあるんじゃないかと思って、血糖値でも検索してみました。
初めにヒットしたのは、糖尿病の人がインスリンを使ったけど食べなかったというのと、
胃を切除した人に起こるダンピング症候群くらいでした。
私は糖尿病ではないし、胃を切ったこともありません。
あきらめきれず、間をおいて何度か検索しました。
そうしたらある時、反応性低血糖というのがヒットしたのです。
反応性低血糖とは、食後に上がった血糖値が、時間をおいて下がりすぎてしまうものです。
「これだ!」と思いました。
その反応性低血糖を紹介してくれていたクリニックが分子栄養学を治療に取り入れているということで、記憶に残ったのでした。
とはいえ、そのクリニックは当時住んでいたところからは遠くて気軽に受診できる状況ではなかったので、可能性の1つとして覚えておくだけになりました。
ちなみにこの症状、私の場合は朝食で味噌汁を飲まなかったときに起こることが多かったので、それに気づいてからは、できるだけ朝食に味噌汁をつけるようにしました。
本当に味噌汁がよかったのか、そうだとしても味噌汁の何がきいたのか、いまのところわからないんですけどね。