以前にアップしてる画像やら文章のほぼ使い回しだけど、昨年と同じくアップ

本日、11月3日はゴジラの日  日本記念日協会に登録されてる  ゴジラは今年で67歳になるんだな

1954年(昭和29年)の11月3日に、東宝のゴジラ映画第1作となった水爆大怪獣映画「ゴジラ」が公開された



当時はまだ戦後9年しかたってなく日本国民には戦争の記憶がまだ新しかった時代

当時は戦争が終わったとはいえまだアメリカや旧ソ連等は核兵器開発に余念がなく核実験を頻繁に行なってた時代であった

ビキニ環礁での核実験により近くで操業してた日本の漁船=第五福龍丸が被爆してしまうという事件もあった1954年

原水爆を作り出した科学の人間への逆襲をテーマに誕生した第1作「ゴジラ」は第五福龍丸の事件をヒントに企画された  眠っていた恐竜の生き残りがビキニ環礁の核実験によって甦り東京を襲うというもの(当初は恐竜型の生物ではなく大きなタコという案があった)

原水爆が生物化し出現したかのようなゴジラ  ゴジラに襲われる人類側の描写も本当にリアルでかなり暗い気持になる  被災者の収容所の描写なんかもたまらん

まぁ自分なんかは特撮パートをメインに見てるのが主なタイプになるけど、そんな鈍い自分でも肌で感じ取れる雰囲気や反戦というメッセージ性

見たこと無い方には、是非とも見てほしい


反戦テーマが深く刻まれてる1954年の「ゴジラ」は空前の大ヒットを記録したけど、そのヒットにより第2作「ゴジラの逆襲」(1955年)が製作される
でもそこから怪獣バトル映画となった  後のゴジラは本来与えられてたテーマが薄れキャラクター化し、ブランクはありつつも長く続くシリーズとなってしまった  様々な設定やストーリー、ゴジラの造形や性質にも色々なバリエーションが与えられることになっていった
海外再編集版やアニメ版、ハリウッド版を除外して、日本のゴジラ映画は現在のところ29作か
67周年の間に29作だと少なめに感じてしまうか
第29作になる「シン・ゴジラ」が少し気にくわないな(笑)  まぁ第1作に匹敵するくらいな作品なのかもだけど

1976年生まれの自分が第1作「ゴジラ」を初めて見たのは、小4の頃(1986年)にビデオをレンタルしてだった  小2だった8歳の時(1984年)に、当時は9年ぶりの新作ゴジラ映画だった第16作「ゴジラ (’84)」を劇場で見て衝撃受けて、自分は「ゴジラ (’84)」かと思ってビデオをレンタルしたら第1作の方の「ゴジラ」だった  パッケージ見てもちゃんと判断できなかったんだな、その頃は(笑)

しかし、その時は第1作「ゴジラ」の内容の意味も理解できずだったな  印象に残ったのはゴジラの暴れるシーンやミニチュアの特撮、ラストの白骨化するゴジラのみだった  ストーリーの意味を把握して繰り返して見るようになったのって、中学生になってからである


1954年当時だと、巨大モンスターが登場する映画なんかでは造形物を少しづつ動かしてコマ撮りするストップモーション撮影が海外では主流だったみたいだけど、それだと時間がかなり必要
日本の東宝の「ゴジラ」は与えられた製作期間が約3ヶ月ちょいとかだっけな そこで円谷英二氏が発想した案が、巨大モンスターの着ぐるみを造って中に人を入れて動かすというものだった
初代ゴジラの最初に出来たスーツは生ゴムの固まりのようなもので、とても動けたものではなかったらしい(笑)  2体のスーツがあったといわれてるけど、1体目は150kgありウエイトダウンした2体目でも100kgあったとか
まぁシーンによっては下半身だけとか、口を開けて吠えたり等の動きは手で動きを与えるゴジラ人形(ギニョール)を使ったり
ここから東宝の怪獣映画がスタートした