現場感覚は 実際に戦ったプロにしかわからない
「プロだけが知っている限界」
大好きな💓國頭医師のコラム
「戦争は勝つものしかやらない」
これは 孫子の兵法。
「勝てる………勝たねばならない………」
文民政府にありがち……思考をいさめる。
ベトナム戦争を経験したパウエル将軍に言わせれば
「軍隊は抑制的に使用すべきである。
ただ やるなら国際的協調を得た上で 圧倒的な規模で行うべきである」そうな
肺癌の患者に対し 抗癌剤治療をした方が良いか?
ベストサポーティブケア(BSC)最善の緩和医療をした方が良いか?
カナダから 1987年比較研究当時
わずかに……化学療法が生存期間が延びる……
だったそうで
しかし そもそも そういう「研究」 がされている事に 当時国がんセンター病院に研修に来ていた國頭医師は驚いたそうな。
何故なら 一般的な大学病院は
「何もしないわけにはいかない」が暗黙の大前提であり
「何もしないで諦める」なんて?
思いもよらなかったから………だそうな🙄
ところが!?
治療(戦い)ばかりやっているプロ達だけが?
「そもそも やった方が良いのか?」
なんて……考えていた訳で………🧑⚕️
上司の一人曰く
「どうして世の中の医者は こんな治療やりたがるかな? どうせ治りゃしないし 大して効きもしないのに」と首を捻っていたそうな………🧑⚕️
あぁ………この台詞………
似たような言葉を 国がん………後藤医師がこぼされたのを 聞いた覚えがある。
やはり………
最前線で戦っているプロだけが❗
痛切に感じるものなのだろうか……😢
患者家族 本人からしたら 酷い言葉に響くかもしれない。
けれど………國頭医師は自らも!
死と背中合わせ 無縁では無い患者であり
人生を歩んでいるから
言葉は 決して軽く無い……
医師であり 患者なのだから。
毎回………考えさせられる
また続きを書きたい。
週刊新潮 no29
里見清一 医の中の蛙より抜粋