医の中の蛙より 抜粋
教授回診 偉い先生の回診について………
余計な一言におっかなびっくりだそう
回診でよく使われる台詞→「頑張って下さい」
これは 反発を買いがち。
がんセンター院長I氏は 担当医から説明の後→
「それは良かった」と頷いた
その態度はいかにも 心から……が感じられ
患者は納得。
別の医師は→「宜しくお願いします」
これは不評。お願いするのはこっちだろ!
最悪は東大病院で 苦しむ末期の患者に向かって
教授が→「もうすぐ楽になりますよ」
周囲を凍りつかせた。
当たり障りの無い挨拶言葉は難しい。
一方 意味の無い言葉に慣れてしまうと
意味を持つ言葉への対応が出来なくなる場合がある。
患者さんから「宜しくお願いします」と言われれば良いが 最近の医者は「お任せします」と言われたら困るそうだ。
「任せられて、やる」のはインフォームドコンセントの原則に反するとかなんとか理屈をこねて
「任せるのではなくて あなたの方に選んでもらわなくては治療ができない」
と………尻込みしてしまうらしい🤣
平成版「白い巨塔」法律監修
石川寛俊先生曰く
「お任せされたら 良いと思うことを一生懸命やれば良いだけです。任せられたら困るなんて、患者さんの方が困るでしょう」
競泳の瀬戸大也選手が パリ五輪出場権を得て
「任せて下さい」と大見得を切っていた。
ネットでは 「何を偉そうに」なんて反発が多かったようだが………
私には 「任せてもらっても困る」と逃げる医者よりずっと立派に見えた。むしろ、 意味ある言葉を忌避する奴輩の方が根性なしなのである。
そうだ!そうだ!😆💓💓
里見清一先生一票🙋
里見先生の恩師は 回診前日に直接の受け持ち研修医から 担当患者についてレポートを出させ それを読み込み病状が頭に入っていたそうな………
何なんだろう………この時代への空しさは……