むかーし、昔

さだまさしさんを好きな人がいて

曲を聞かされた

印象的だったのは

「僕らはこっそり、あの子の名前に、自分の名字を重ねて書いては~慌てて塗りつぶし」

だった

男の子って、くだらない事やってるんだなぁ~て笑った

でも、好きな子の名前をかぶせる気持

なんか可愛い


私は、花が好きで

花の名前は一度聞いたら覚える

そして、なかなか忘れない


小さな男の子

とんでもなく長くて複雑

呪文みたいな恐竜の名前を

スラスラ言う トリケラトプス ティラノサウルス なんじゃらかんじゃら


職場に、同僚の名前を覚えられない人がいる

傷害があるとかではない

平然と

「私、人の名前を覚えられないのよ」

と繰り返し詫びる


これは、かなり失礼な状況を生み出す為

紙に書いても良いから、覚えた方がいいと思うよ?

と、お節介したが

「聞いて覚えるタイプだから、書かないのよ」

終了.......

ある日、あろうことか

お局様のフルネームが分からず

気安く、○吉さんを

「きちさん」と呼んでしまった!!

きちさん!?(-_-#)

.............


彼女は、私よりかなり年長であるが

面倒見の良い、人情味のある、おばちゃんで

しかし、お局様の逆鱗にふれたので

もう、ここでは

生きていけない状況になってしまった(本人は気づいていない)


おばちゃんを好きだったので

仕方なく仕事終わりに珈琲ブレイク


結論

自分に関係のない、覚えなくても困らない

又、興味のない事は覚える気がない

判明

この、関係ない、困らないなどは

おばちゃんの価値観と判断によるので

職場では全く通用しない......



これを、説明、理解、納得してもらうのに3時間

でも、私が好きなおばちゃんは

生まれ変わった

今では、お局さんが陰で誉めてる


たった一度、一日で

別人のようになった

自分の価値観を

否定されたに等しいのに

その葛藤......

後、「苦しかった.....」

て話してくれて、明るく笑い飛ばす



同じ価値観を持って、愛する事

これがなくては

人にせよ、物にせよ、仕事にせよ

覚える事は出来ない

私はそう感じる

それらを必要とし、大切に思い、守りたい

そう、胸に秘めると

覚えるし、忘れない

愛しい人の名前が

かけがえのない響きを持つように