南極料理人の店があることを知り

以前、映画「南極料理人」にはまった私

どーーーーしても行きたくて

例え、それが控えるよう指導されている

糖質+塩分=うどん

であっても、振り切った

(最近はあらゆるものに理由をつけて、この調子)

その店は小さくて、なんとなく控えめ

店主と若い女性店員さんの二人

夕方6時前だったかな?

程よくお客さんが入っていて

カウンター席のはじっこに

機嫌よくおさまった

「うどん」屋さんだけど、居酒屋さんみたい?

カウンターにはお酒と一品メニューしかない

一人でお酒を頂く習慣はない

うどんを尋ねると

勿論あるとのことで「湯葉うどん」注文

さーーーーーーーて、さーーーーーーて

これからですよぉ*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚*

カウンター越しに観察をスタート

なんちゃない調理場

広くも、狭くもない

器  こだわり、あるようで、ないようで、あるような、ないような

調理鍋 全く普通 いや、普通以下かも?

昭和のバアちゃんちの台所に 

ぶら下がっていた 

ぽい 鍋フライパン各種

が、

勝手に感じる訳だ

「さすが南極」

そうだよねぇ~

南極みたいなところで

器だの、鍋だの、そんなもん

こだわってらんないに違いない

さすが、南極料理人だわぁ~

と、こうなる

コンパクトで、機能的な調理場

ピカピカじゃないけれど、ドロドロじゃない

理由のありそうな布が3枚

ヒラヒラゆれている

そのヒラヒラにも

私は南極の風を感じる

(火を使う熱風に揺れているだけでも)

座った正面には

南極隊員の皆さんからのハガキ

ペタペタ貼られていて

もふもふのハスキー犬が、隈取りのおめめで微笑んでいる

さて、

ひととおりチェックをしたので

とっておいた店主

じーーーーーと観察

お店は混んできて満席

ザワザワしてきた


店主の眼は.......笑わない

表情は、あるような、ないような、ないような、あるような

声は、優しく、穏やか、静かで、落ち着いている

おいおい

こんなにザワザワしてるのに

まるで、まるで

南極の氷の上にポツン   

と一人立ってるみたいーヾ(*≧∀≦)ノ゙

格好いいんですけどー!

しかも

羽生弦のような回転

調理場の中で、トリプル、クワドラブル

湯がく、揚げる、炒める、盛る

分かれたセクションを自在に移動し

前後振り返り~~からのトリプルアクセル?

料理をしながら

携帯を耳にあて

予約の問い合わせに

丁寧に、穏やかに、応えている

「はい、そうですね、わかりました、そうですか」

戦闘モード全開中で、凄すぎる

折り目が正しすぎて.....怖い( ̄▽ ̄;)


湯葉うどん

えっ? いつ作ったの?

て、感じで登場

見た目、スッキリ、お味、いたって家庭的

見渡す限りのお料理の印象(他のテーブル)

ガッツリ、家庭的、シンプル、美味しそう


とんでもなく混んでいて

戦闘モードは維持したまま

が!

蟻の侵入も見逃さない 笑わない眼が

そろりと席を立った私に

穏やかな声で

「ありがとうございましたぁ~ 」

どこまでも見られている(;゚∇゚)