ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、EGFR遺伝子変異、PD-L1タンパク

手術前、呼吸器内科のDrがリクエストしてくれたもの

今なら分かる。

けれど当時、このプリントを渡されて見ても、何の事やら分からなかった。

その分からない事を、尋ねる事さえ分からなかった。

セカンドDrはPD-L1が(+)である事が希望だと言われた。

治療薬効果予測バイオマーカー。

自分に有効な薬、使える薬が分かる。

外科と内科のDrは、これを見ても、放射線と抗がん剤治療を勧めてきたし、

もしもダメだったら、ここには移植治療があると言われた


セカンドのDrは驚いて、「そんな事を言ったのか?!」

と、言われたけれど、何故驚くのか?

患者にはわからない。

「彼らは、効かないと分かっていても、使うんだよ。」



これは患者も、Drも、考え方、受け止め方様々と、1年経って分かった。

効かないと思っていても、効くかもしれない....命を賭けた挑戦。

昔は、患者に選択の余地は無かったと思う。

けれど今は、患者が選んで決める事が出来る。

ただ、大切な事は

選ぶ事が出来る患者にならなくては、選べない....と言う事。

そして、結果は自らが覚悟を持って、受け止める。

だから、私は後悔はしないと思う。

思う?

私が、最期まで私でいられたら。