おはようございます


僕がまだ20代の頃


いつもお店に毎朝来てたおっちゃんの事をたまに思い出すんです。




そのおっちゃんは毎朝4時頃に来て同じものを買われるので


当時夜勤をしていた僕とアルバイトはそのおっちゃんが来店するや否やその買い物の内容を先にレジに持って来て用意していました。


その買い物の内容が


・スポニチ

・パーラメント2箱(タバコ)

・鬼ころし2個(パックの日本酒)

・どん兵衛ミニ天ぷら蕎麦


これだけをどんな事があっても毎回同じものを買っていました😅


なので僕たち夜勤の間では


「鬼ころしのおっちゃん」


と勝手に呼んでいました(笑)


多分、現場で働かれている方みたいで、いつも作業服を着られていて四駆の車で来店され


ひとしきりレジで世間話をされてからカップ麺にお湯を入れて車に戻り長い事止まっていました。


そんなある時


毎日来店されていたのに急に来なくなってしまい


夜勤の間でもあの鬼ころしのおっちゃんどうしたのかな?と心配していたのですが


2ヶ月くらいぶりに来店され、その時はスポニチとちっちゃい牛乳を買われ


あれ?お酒とタバコは?


と聞くと


俺ガンやねん、、だからもう酒もタバコも辞めたわ


酒は毎日浴びるほど飲んだしタバコもケツから煙が出るくらい吸ったからもうええねん


とおっしゃっていてびっくりあんな元気だったおっちゃんが,..と驚きました。


その後間も無くお店も移転になって慌ただしく閉店してしまったのですが


今でもあのおっちゃんどうしてるのかな?と思い出す事があり


人間いつどんな事が起こるのか分からない事を改めて感じますね。


当時僕がまだ20代後半だった頃そのおっちゃんは恐らく50代


今会ったら80代のおじいちゃんになっているでしょうね。


パックの鬼ころしを見る度にいつもおっちゃんの事を思い出すと同時に


改めて人生は一度しかないんだから人に迷惑かけない程度に好きに生きなくてはいけないと思いました。