こんにちは。


私は10年ほど前に視覚障害者として障害者手帳1級を取得しました。


その後3度の脳梗塞の後遺症で言葉が不自由になり、介護認定を受けて要支援2と認定されて現在に至っています。



そして先日


今の同行援護サービスの時間をもう少し増やせないのかと相談員さんに相談したところ


それでは一度お話を伺いに行きますね、と言う事で話し合いをしたんです。


その時の会話の中で


透析を始めて体調が随分と良くなったので、元気で動ける今のうちに月に後1度でも2度でもいいので実家に帰って高齢の両親と今後の話をしたいのでもう少し時間を増やせませんか?とお願いしました。


そうしたら、相談員さんの方から


アルパカさんは現在要支援2なのでこれ以上同行援護サービスの時間を増やす事は難しいですね、と。



そして、もしもこれ以上時間を増やすとなると、理由が必要になって来ます、と言われました。


私は


だから両親と今後の話をしたいので実家に帰る時間をもう少し増やせないですか?と言ったのですが


市の福祉課の担当の人にもその場で問い合わせをしてもらったのですが


実家に帰るには理由が必要です、と。


ん??

実家に帰る理由??


両親と今後の話をしたいからと言うのは理由にならないのはなぜ??


そうなんです。


私が同行援護の時間を増やして貰うためには理由が必要で、その理由が両親と今後の話をしたい、ではダメなんです。


市の福祉課の説明だと例えば


両親が危篤で実家に帰る為だとか、両親が病気なのでお見舞いに行きたいとかなら一時的に時間が増やせるとのことでした。


健常者の皆さんは実家に帰りたければいつでも帰れますよね?


でも視覚障害者の私が実家に帰るためには理由が必要。


しかもその理由が両親と今後の話をしたいからと言うのは理由にならないらしく、、


それっておかしくないですか?


視覚障害者である私の介護認定は要支援2





※画像お借りしました


介護認定を受けた事のある方ならご存知だと思いますが


自分でお風呂には入れるのかとか、手足は動ごかせるかとか、ベットから起き上がれるかとか


トイレには一人で行けるかどうかとか


要は家の中でどんな生活をしていてどれだけ一人でできるのか?と言う事は聞かれてそれを総合的に判断して介護認定の等級が決まるのですが


視覚障害者の私が家の外でどんな事ができなくて、なにならできるかと言う事は一切聞かれていません。


なのに、家の中でできる事とできない事だけを聞かれて等級が決まり、その等級によって同行援護の時間が決まっている現実。


ぶっちゃけ、家の中の事なら弱視の私でも大概自分でできます。


ご飯だって作れるし洗い物だって洗濯だってできます。


でも一歩外に出たらできない事がたくさんあり、一人で梅田にも行けなければ一人でスーパー銭湯にも入れません。


一人で映画館にもいけないし、レストランのメニューも見えません。


それこそ公衆トイレがどこにあるかも分からないし、そこに多目的トイレがあるかも私には分かりません。


なのにそんな事は一切聞かれる事もなく障害認定が決まってしまう現実。


同行援護サービスを受ける為には介護認定を受ける必要があるのかどうかも私には分からないのですが


それでも等級によって同行援護サービスの時間が変わるのであれば介護認定は必要なのかも知れないですね。


健常者の皆さんは実家に帰る理由がないと帰りませんか?


そんな事はないですよね。


なんとなく両親の顔が見たくなったからとか、美味しいお菓子を買ったから実家にお裾分けしたいからとか


なんとなくで実家に帰りますよね?


そりゃ、視覚障害者なんだから大人しく家にいてたらいい、と言う意見もあると思うし


視覚障害者なんだから外食なんか行かなくても家でUberでも頼んでおいたら良くない?と思われる人だっているでしょう。


実際、文句を言わなければ、私だって今のままでも生活はできます。


でも、私はそれでは嫌なんです。


私だけよければそれでいいのではなく、みんながよくなればいいと思うんですよね。


今回の私みたいに、実家に帰りたい人が同じようにいたとしたら


なんで視覚障害者は同行援護サービスの時間を増やして貰う為には理由が必要なのか、、


そして介護認定の内容


介護認定の際に視覚障害者ができる事やできない事がなぜ視覚障害者なのに問われないのか?


なにぶん私も無知なので今ここで見当違いの事を言っているのかも知れませんが


今後納得いくまで話をして行き、改善できる部分がもしもなにかあれば


議論するきっかけだけでも作れればと思っています。