AIは診断しない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

AIがかなり広がってきた。

このような症状が持続しているんですけど。なんの病気でしょうか。

AIに投げかけると、かえってくるのは、可能性のある病気のリストである。その中のどれかは決められない。それを決められるのは、責任をもてる医師である。

 

たとえば、受験を考える。偏差値いくつで、私立の法学部を都内で探しています。候補の大学名を教えてください。

 

このようなあげれば、適切な大学をいくつもあげてくれることだろう。

 

しかし、選ぶのは自分である。AIは選ばない。

 

回答は一つとはかぎらない。条件により変わってくる。たとえば、司法試験をめずすのなら、こっちの大学が良い。千代田線で通うのならば、こっちの大学が良い。自分が歴史が得意だから、こっちの大学のほうがうかりそうだ。いろいろな条件によりベストな大学は変わってくる。人により違う。だから、受験大学を一つには選べないのだ。

 

病気の診断の場合には、AIがだしてきたリストの中に正解はあるかもしれない。AIはアドバイスはしてくれても、正解はだしてくれない。その正解をだすのは、医師しかないのだ。もちろん、医師だって、はずすことはある。ただ、それに責任はもってもらえる。AIははずれても責任をとらない。