選定療養費の説明は必ずある | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

たいした症状でもないのに、大病院を受診した場合に、紹介状がないと選定療養費をかせられます。ぜいたく税みたいなものです。これをかすことにより、大したことがないのに大病院を受診する人を防いでいるのです。最低5000円以上と国が決めていたはずです。最低料金をきめているので、これが5万円でも悪くはありません。ただ、ほとんどのところは最低料金を徴収しています。

 

風邪で受診して、5000円かかりますと診察前に言われているはずです。高いから受診をやめよう。こう思ってもらうための措置です。風邪ならば近くの開業医を受診してほしいというわけですね。

 

軽症患者を断ることにより、本当に具合が悪人の治療に集中できるような措置です。

 

選定療養費がとられることにより、風邪などの軽症患者の大病院受診はかなり減りました。しかし、それでも大病院を受診したいという人はいます。ほとんどが外国から日本に来た人です。選定療養費をはらってもかまわないと思うのは、外国人だらけになりました。

 

海外では、開業医は医師とは思われていないところがあります。まともな医師は大病院にしかいないと思っているのです。だから、受診するという段階で大病院しかないのです。しかも、選定療養費を払っても、母国の医療に比べると格安なのです。こんなに安いのに、大病院受診をしないという選択肢はありません。

 

なんで医療と言えないような開業医の治療を受けなければならないんだ。風邪は大病院の医師しか治療できないだろう。これが海外の人の意見なのでしょう。

 

日本人は開業医のレベルがよくわかっているので、安くてレベルの高い開業医のほうが得だと考えます。だから、選定療養費をはらってまで、大病院を受診しません。

 

選定療養費は自費になるので、保険はききません。7000円は7000円であり、3割になったりはしません。