補聴器相談医 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

「補聴器相談医」という資格がある。耳鼻科医であることが条件だが、1週間ほどの講習会を受ければ、誰でも資格がもらえる。この講習会は日本で唯一埼玉県でだけ行われており、わざわざそこに受けに行かなければならない。

 

自分も補聴器にかかわってきたので、医師になって数年目にこの講習会に参加し、資格を取得した。数年前まではずっと資格を保持していたのだが、今は資格がなくなってしまった。

 

資格をとるためには、補聴器講習会を受け続けなければならないのだ。その機会を失ってしまって、資格がなくなったのだ。この講習会がすぐにいっぱいになってしまって、なかなか受けるのが大変だったのだ。3月下旬にこの講習会を申し込んでいたのだけど、他の予定とバッティングしてしまい、講習会を休んだ。4月にあらためて申し込もうとしたら、3月で資格が消失しているので、講習会は受けられませんと言われてしまった。資格が無くなるということにまったく気づいていなかったのだ。

 

この資格をもっているから、補聴器の知識があるわけではない。耳鼻科専門医の半分ぐらいはもっているのだ。とろうと思えば誰でもとれる。ただ、研修会の時間を確保するのが大変なだけだからだ。あと、お金もかかる。

 

この資格がないとできない唯一のことは、「補聴器購入費用を医療費控除として認めてもらえる診断書」をかけることぐらいである。以前から、この手の診断書を書いていた。以前は資格は関係なかったからだ。しかし、診断書が共通化され、ことこまかに書かなければならなくなり、補聴器相談医の資格がないとかけないように決められてしまった。

 

つまり、補聴器相談医の資格がないと、この診断書は書けないのだ。しかし、そもそも面倒だから書きたくないので、「資格がないから書けません」と断れるようになり、書かなくてすむように、資格の再取得はしないことにしている。

 

たぶん、補聴器相談医の資格がない、補聴器専門耳鼻科医だろう。