抗アレルギー剤の使いわけ | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

テーマ:

鼻汁、くしゃみ、かゆみへの効果が弱い

1回:クラリチン、デザレックス

2回:アレグラ、ディレグラ

効果が中間

1回:アレジオン、ビラノア、エバステル

2回:タリオン、ルパフィン、ザジテン

効果が強い

1回:ザイザル、ジルテック

2回:アレロック

3回:ポララミン、セレスタミン

赤字は、売薬あり

 

鼻閉に強い

キプレス、オノン、シングレア、ディレグラ

 

使わないのでよくわからない

バイアス

 

大雑把な分類です。さらに、眠気がでるかどうかも考えます。複数の薬を組み合わせます。点鼻、目薬の併用もあります。

 

けっこう複雑です。このため、アレルギーに詳しくない医師は、常に同じ薬をだします。患者の症状の程度なんて関係なく、スギ花粉症全員にアレグラとかです。効いている人はいいんですけど、よくならない人も多いです。

 

AD