理事長変わったからと、他は変わらない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

理事長おろせば変わるわけではない。理事長を解任することは理事の面々はできたのに、なぜ今まで解任させなかったのか。それは理事長派が多数いたからにすぎない。その人たちが、今の理事長を支持してきたのに、そこを残しておいて変われるはずがない。新しい権力者に顔を代えるだけだ。

 

自民党の首相が変わったからといって、自民党が変わると思っている人はいないだろう。首相を代えれば、何か期待感をもたせることはできる。首相をやめても、その裏で権力を使い、好きなように動かす人はいるのだけど。

 

トップ一人の問題ではない。他にも支持者はたくさんいて、トップだった人は、形上責任をもって解任されても、今度は裏から同じことをするだけなのだ。今残った理事たちを操って。

 

全責任を理事長におしつけて、「これでよくなりますよ」と理事長支援者が語るのだろう。生き延びるのかもしれないが、同じ害はずっと続くことになるだろう。

 

日本大学の不祥事で、理事長退任に、外部から林真理子さんをひっぱってきた。改革をしようと動くと、内部からいろいろ邪魔されてゴタゴタになったことは記憶に新しい。一人ではなにもできない。みんな反対するからだ。潔癖イメージだけがほしいのであって、何もしない人が理想なのだろう。