テレビの影響力 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

今朝のテレビをみていたら、林家三平(息子のほう)さんがテレビにでていて、自分のコロナ体験を語っていた。

 

熱でていない。のどの違和感があった。医者に行って調べてもらったら、コロナだった。

 

テレビにでて、タレントがこのような発言をしてもらうと、すごく助かる。自分はコロナかもしれないと思う人が増えてくれるから。

 

今は受診してコロナが見つかるのは、3分の1ぐらいかもしれない。残りはそもそも病院に来ない。症状が軽いから。それでも感染力はすごく強い。それがコロナ。

 

オミクロンになり個々の症状が軽くなった。軽くなったことで一気に感染者数が増えた。軽いから見逃しが多くなってしまったのだ。

 

受診してくる患者さんには言っている。今はコロナに感染した人たちが普通に仕事していますと。家族や職場など、周囲の人に警戒しないかぎり、コロナはいくらでも広まる。電車の中や歩いている人がマスクをつけていないことなど関係ない。その人達からはコロナはうつらない。うつすのは、自分の周囲の親しい人なのだ。