埼玉県が、HPVワクチンキャッチアップ接種で間違った通知をだした件 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

埼玉県が学校長に向けたHPVワクチンの通知を撤回・訂正する決定 「情報がアップデートされていなかった」

 

HPVワクチンの副反応ではないかと指摘され、接種を休み、その見当が行われた。その結果、ワクチンの副反応ではないという調査結果がでて、うてなかった人たちへの追加接種が再開されることになった。これをキャッチアップ接種という。

 

キャッチアップ接種ができますよという通知を、埼玉県が各学校にだしたとき、「ワクチン接種でこのような副反応があります」と通知に書いてしまった。それが大問題になり、あわてて訂正の通知を出すことになった。

 

副反応ではありませんという結果がでたから、キャッチアップ接種が行われることになったのだ。それにもかかわらず、副反応は危ないですよと通知にのせるのは本当に本末転倒である。