オーストラリアの実情 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

海外のほうが稼げる。向こうのほうが給料が多い。

 

そんな理由で海外に行く日本人が増えているようだ。たしかに、円に換算すると給料は高い。しかし、円安の影響があることを認識しないといけない。給料は高いが、物価はもっと高く、日本よりも苦しい生活を強いられる結果になる。

 

オーストラリアなら英語の勉強もできるし、一石二鳥だと行くのであろうか。そのような日本人が増えている。このため、仕事につけない人がかなりでてきて、貧困生活をしているそうだ。

 

逆を考えてみよう。日本語も話せない外国人を、日本の企業が喜んでやとうだろうか。接客するのならば、日本語が話せてほしいと思うに違いない。

 

英語をろくに話せない日本人がオーストラリアにきて、接客業では使えないだろう。英語を話せる人を優先的に雇うことになる。

 

海外に行くのは自由だから、ビザはおりる。しかし、海外に行ったからと言って、仕事につけると思うなよと言うことである。給料は高いが、それ以上に物価が高い。生活は苦しいものになってします。仕事につけなければ、まったく話にならない。

 

日本での就労は給料が安いが、物価も安い。日本語に不自由しない日本人であれば、採用した企業はたくさんある。冷静に考えれば、国内にいたほうがいいと思うだろう。