国は、当院のマイナ保険証利用率を、調べて送ってきてくれる。
令和6年3月の、当院のマイナ保険証利用率は1%。
マイナ保険証を拒否しているわけではないが、使わなければならないものでもないので、どうしても使いたい人には使ってもらっている。しかし、基本的には従来の紙保険証をもってきてほしいと依頼し、そちらで処理をしている。
令和5年10月のマイナ保険証利用率も1%であり、それと比べた増加率は0%である。
この増加率が増えたクリニックには、補助金をだすと常々言っている。補助金欲しさに利用率を増やそうとしているのだろうが、いくら金をもらっても、ダメなシステムは使わない。悪魔に魂を売るようなことはしたくないのだ。自分のところだけもうかればいいということではない。その反面、患者に不便をかけることになっては申し訳ないからだ。
もちろん、マイナ保険証しか使えなくなれば、しかたなくそれを使っていくと思う。どんなに消費税に反対していていも、国がそうすることに決めたのであれば、従わないわけにはいかない。消費税をもらわないわけにもいかないし、収めないわけにもいかない。
今年の12月までは、マイナ保険証でも、従来の紙の保険証でもいいことになっているのに、それをマイナ保険証以外は認めないというのはおかしいだろう。それは12月になってから言ってほしい。
12月までは当院のマイナ保険証利用率は、1%のままだろう。