東京都の耳鼻科休日当番 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

東京都では、耳鼻咽喉科開業医などが交代で休日当番を担当している。A~Cの三つのブロックにわけ、各ブロック二人ずつの当番がいる。この当番は現在立候補制になっていて、立候補者がいない場合には誰も担当する人がいなくなる。

 

当院は東のAブロックに該当する。Aブロックの医師たちは、けっこう熱心に休日当番を行っており、たいていどこかのクリニックが担当している。ところが、Bブロック(中央)とCブロック(西の23区外)は休日担当希望者が少なく、よく担当者なしになっている。

 

7月の当番医の話だが、Cブロックの希望者がいない。逆にAブロックの担当者が多い。このため、Aブロックの医師が、Cブロックにまわされてしまっていた。

 

どういうことかと言うと、たとえばCブロック青梅の人が耳鼻科医に診てもらいたいと思った場合に、Aブロックの休日当番医のところまで受診しろという話になってしまうのだ。間にBブロックの当番医がいるのに、それを越して反対の東側まで行けと言うのだ。

 

当番医を埋めればいいというわけでもない。もちろん、立候補制にしているから、立候補していないところにはあてるわけにはいかないのだろう。

 

うちのあたりのAブロックはみんな協力的である。祝日や休日はすべて休み、その時は救急病院で対応しろと開業医が安穏としていい時代はもはやなくなったと思う。しかし、そんなこと関係ないと思っている開業医がたくさんいることが残念でならない。