韓国の医師問題は、他山の石 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

医師の平均年収が3400万円。一方、救急病院の医師の年収はその半分以下。年齢の違いはもちろんあるが、救急病院の診療などばからしくて、みんな開業したがるわけだ。

 

救急病院の医師がまったく増えないので、医師全体数を一気に増やそう。これが、韓国の政策。ただ、医師を増やしたところで、どんどん開業医になるから、病院の医師は増えない。その一方で、開業医が爆増し、競争が激しくなり、今までのような儲けにはつながらない。

 

病院の医師たちが、将来開業しようとたくらんでいたのに、今から医師を増やされたらたまらんと、ボイコットして反対運動を展開している。多くの医師が反対する中、国は一歩も譲らず。これが韓国の問題。

 

本当のことを言うと、医者を増やすんじゃなくて、開業を制限すればいいんだけどね。職業選択の自由に反するから、そこは制限できないことになってしまう。