昨日のテレビドラマ「PICU」を見て | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

以前に連続ドラマだった、「PICU 小児救急治療室」の続編である。1回のみの特別放送。

 

今回は新人研修医が二人入ってきた。やたらとプライドが高い医師と、セクハラだと訴えるがなにもやろうとしない医師。自分だったら、教えがいがない医師たちなので、完無視になるだろうと思う。医師の姿勢は人それぞれ、やる気のない人には教えない。そんなスタンスになる。

 

それでも根気よく指導して、最後は態度を変えさせるのだが、まあドラマストーリーとしてはそうなるだろうなあ。

 

厳しく指導すればパワハラと言われる。あたりさわりのないように、研修期間が過ぎ去るのを待つしかない。そして研修医は、何も教わらなかったと嘆くのだろう。そのような態度も自分の問題なのだろうけど。

 

教えられるのもストレスだろうが、教えるのもストレスだ。研修医がストレスなくいきたいと思うように、指導医もストレスなく生きたいのだ。

 

初期研修医の間に何も学ばなかったとしても、それは指導医の責任ではない。こんな感じになることだろう。

 

自分が初期研修医のころは、指導医にいろいろ教えてもらった。その分できるだけ早く仕事を覚えて恩返ししなければと頑張った。

 

でも、これは昭和の話である。今は学びたい人は学べばいい。学びたくない人はほおっておく。これが令和の時代。