森永卓郎氏の「ザイム真理教」 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

経済評論家の森永卓郎氏が、ステージ4の膵臓がんらしい。3月いっぱいじゃないかと医師に言われているそうだが、今もテレビに出続けている。「がっちりマンデー」に今も出演し、一見すると元気そうだ。以前に比べるとかなりやせてしまったが。このテレビは昔の録画かもしれないので、今でているから安心とは言えません。

 

もう余命すくないのではないかということで、今までかけなかった本を書いた。それが「ザイム真理教」。財務省の不正を書ききった本だ。

 

本人も書いているが、財務省の裏をあばくと、いろいろなところに圧力がかかる。テレビへの出演は断られる。このような弊害が大きく、だれもそのことにはふれない。

 

「ザイム真理教」を大手出版社から出そうとしたら、断れたそうだ。このため、小さな個人出版社から発行した。それにもかかわず、ベストセラーになったようだ。

 

最近、彼の最後の出版物と思われる本を読ませてもらった。

「書いてはいけない 日本経済墜落の真相」 三五館シンシャ

定価1500円+税 森永卓郎著

2024年3月発行(でたばかり)

ジャニーズ問題、財務省問題、日航機墜落問題の3つを書いている。いずれも、日本のタブーとよばれてきたところだ。触れてはいけないところにあえてふれた。ここに触れると、自分の人生が終わってしまうリスクがあるからだ。最後の最後になんでも書いてしまえということなのだろう。