病院倒産は当たり前の時代 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

コロナの影響もあるかもしれない。

病院が赤字になって経営破綻するのは当然であり、なにも驚かない。そもそも赤字を出さないようにすることに無理があるのだから。

 

国立病院や県立病院などはもっと赤字がひどい。しかし、このような公立病院は赤字を税金で穴埋めしてもらえる。だから、つぶれずに運営ができる。

 

民間病院は赤字になったら、経営をやめるしかない。クリニックも大多数は民間運営であり、赤字をださないようにやっていくしかない。国は医療費を増やさないために、診療費アップをここ10年近くほとんどあげていない。保険医療をしている限り、その料金は決められてしまう。治療費値上げはできないのだ。ひとたび赤字になれば、抜本的な改革をしない限り、ずっと赤字であろう。あとは経営破綻しかない。そんな病院が日本全国に何千もあるのではないだろうか。

 

病院を廃止するのはしかたないとしても、事前に告知はして、入院患者の対応を考えて準備すべきだろう。