一日で58人検査して41人陽性。陽性率7割。
発熱外来だから、熱が続いている人が受診してくるのでしょう。発熱者の7割はコロナというわけです。
当院でも、発熱者は積極的にコロナの検査をすすめますが、6割ぐらいは陽性かな。陽性と伝えると、多くの人は「えっ、コロナですか?」と驚いています。周囲にコロナの人はだれもいないと言うのです。いないのではなく、検査を受けていないのです。実はたくさんいるんだけど、多くの人が普通の風邪をひいたと思い、検査を受けないのです。検査受ければ半分以上の人がコロナとわかると思います。
知り合いの内科医が言っていました。そのクリニックでは検査した人、100%コロナだと。医療機関によって、どれぐらい検査をしているかによって、陽性率に差はでてきますが、半分以上陽性になるのは間違いないと思います。
コロナなんだけど、1日で熱が下るという人はたくさんいます。当院でも熱はさがったけど、咽頭痛がひどいと受診してきて、ほぼコロナなのです。咽頭痛が残っていなかったら受診してきません。よく言われるセリフが、「熱がすぐ下がったので、コロナではないと思いますが。。。」ですね。強いのどの痛みが持続しているので、コロナを強く疑います。その人にとっては、熱が下がったからコロナだとは思っていないわけです。
コロナは熱がすぐ下る人が多い。このことも覚えていてほしいのです。「発熱外来」と言ってコロナの外来をやっていますが、診断で重要なのは、熱が持続していることではなく、熱が一日でもでたかどうかなのです。強いのどの痛みと、一日だけの発熱。このどちらかがあれば、コロナを疑います。
