ふるさと納税はひどい制度だと思いますが、、、 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

税金というのは、金持ちほどたくさん払うようになっています。ところが、このふるさと納税。金持ちほど使える額が多く、より得するようになっているのです。

 

納税額が少ない人も、ふるさと納税で税金安くなって得しているように思うかもしれません。実は、それがワナなのです。税金をたいして払っていない人からも不満がでてこないようになっているわけです。

 

その一方で、行政が使える税金は確実に減ります。その結果行政サービスが悪くなるでしょうね。特に東京へ入る税金は激減しているようです。地方の自治体は税収増えて喜びますけどね。でも、かわりに国からの税金を減らされるのでしょうから、得しているわけでもないですね。

 

ふるさと納税は、税金の不均衡を大きくするものに他ならないのですが、お得感があるから、収入の少ない人たちからも不満はでてこないんでしょうね。出てくるとすれば、自治体からです。特に都知事などはすごく文句言っていますね。

 

ふるさと納税とは、金持ちほどお得な制度であることを認識したほうがいいと思います。