ホクナリンテープまでも出荷調整 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

僕自身、咳にホクナリンテープはめったにださない。大人にだすのはまず意味がないと思っている。

 

小児科の専門医であれば、ホクナリンテープがなくても、内服の気管支拡張剤に変更するに違いない。

 

しかし、内科の医者が小児を診ているような場合には、このホクナリンテープが役に立つ。咳がすると、ホクナリンテープ。そのような処方をする医師が多いので、ホクナリンテープが単なる咳止めの薬と思われている。そのような処方が多いので、風邪がふえればホクナリン処方が増える。風が吹けば桶屋が儲かるばりの売り上げ増である。

 

ちなみに、自分はめったにホクナリンテープをださないけど、それでも月に1~2人ぐらいは処方するかな。大人には絶対に使わないけど。