すり下ろしたリンゴは誤嚥しない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

きちっとすりおろししていれば、それで窒息はないだろうと思います。

 

一番可能性が高そうなのは、リンゴのアレルギーでしょうか。リンゴを食べてアレルギーから嘔吐してしまい、それが原因で窒息。そんなパターンかな。

 

お酒で嘔吐したとき、仰向けにしておくと、窒息する。そんなパターンは大人でもよくあります。

 

リンゴを食べてアレルギー反応がでたのはしかたないにしても、その後具合が悪いことを見抜き、的確に対処していたかどうかが問題になるかな。

 

ただ、こんな事件が起こってくると、保育園から「食物アレルギーを検査してもらえ」指示がやたらとでます。それにより、多くの子供が食事制限させられます。一生食べるなという感じになってしまうのです。保育園が自分らの責任回避のためですね。

 

何をたべていいですか。事前に検査を受けて調べてもらえと言われまくるでしょうね。

 

保育園に求めるのは、何を食べていいかのチェックではなく、具合が悪い子供にきちっと対応できるかどうかです。