クリニックで本名で呼べない場合 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

芸能人の人は、芸名が多い。意外と本名は知られてはいない。受診は当然、本名である。当院にも何人か芸能人の受診はあるが、たいていは本名のほうで呼ぶので、名前聞いてすぐにわかるような芸能人の人はいませんでした。

 

ただ、LGBTの人から要望されることはよくあります。男性名で呼ばずに、このような女性名で呼んでほしいとか。名字だけで呼んでほしいとかですね。それは事前に行ってもらえれば、要望に応えるようにしています。

 

もう一つは名前が変更した場合。名前がかわったのだけど、届け出などが終わっていないので、登録上の名前と食い違うような場合です。まあ、これも要望に応じて対応します。

 

大切なのは、本人がきちんと部屋にはいってきてくれればいいので、どんな名前で呼ぶかはあまり重要ではありませんから。

 

ろう者の場合には、そもそも呼び出しの声が聞こえないので、スタッフが直接合図をして入ってもらうことが多いです。スタッフが席をはずしていたりすると、自分が呼び込みに行くこともありますね。だいたい、顔を知っているので。その人の目の前で手招きします。