ステロイド長期使用は危ないです | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

筋肉増強用に、ボディビルダーや大リーグ選手などが使用しているようだ。長期に使うとかなり危ない。医療用のステロイドとは中身が違うので、あまり良く知らないが。

 

医療用ステロイドは、プレドニンという薬が多い。耳鼻科医では1ヶ月も使うことはほとんどないが、内科系の病気では一年中使用することも珍しくはない。この薬を長期間使っていた人が、急に中止すると、副作用でショック状態になる。これは医師なら誰でも知っている話。薬をきるときには、長期間かけて少しずつ、減らしていくしかない。耳鼻科医の自分は少しずつ減量したことはないが、内科でそのような治療をしている患者はときに見ることがある。

 

ステロイドに限らず、薬物依存はそう簡単にはやめられない。最後は死ぬしかないという場合もけっこうあるのだ。