中学入試は親の力、高校入試は子供の力 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

入試の時に、よくこのようなことが言われます。

 

一流中学に入れたいと思うのは、親の意思が強くて、親の力で、親の財力で、子供に無理やり勉強させるとなんとかなる。合否をわけるのは、どれだけ親が本気になるかというのです。

 

一流中学に合格しても、本人が勉強嫌いであると、その後成績は低迷するようになります。勉強に対して興味がないからですね。その後の成績は子供次第です。

 

高校入試、大学入試になってくると、自分がどれだけ勉強したいかという気持ちが大切になります。勉強嫌いな人では難しいのです。勉強して一流大学に入ることを目標にできる人でないと難しいでしょう。親がどう言ったところで、子供は逆を行くだけです。つまり親が勉強しろと言えば言うほど、子供は勉強しなくなります。そんなものだと思います。

 

もっとも中学入試は都会の話です。私立中学がないような地域では、中学受験もなにもありません。高校入試から本格的な受験勉強がはじまりますから。