若者はスマホしか見ない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

僕なんかの世代は、まずパソコンがあり、あとからスマホがでてきました。もちろん、スマホの利点もわかりますが、基本的に情報を入れるのはパソコンです。パソコンでやってきたことを、スマホでもやれるようになってきた流れがあります。

 

20代以下の世代になると、事情がまったく違っていて、そもそもパソコン使わないのです。パソコンを使えないといったほうがいいかもしれません。

 

職員を雇うときに、パソコンを使えない職員ははっきり言って、使えないのです。今のオフィスではかならずパソコンが必須になります。プラベートはスマホ使ってもいいけど、仕事でスマホで用はなしません。

 

当院の場合、電子カルテがパソコンのソフトです。患者さんが来て、受付の処理からすべてがパソコンです。スマホでは入力できません。どの業種でも事務的な作業はほとんどパソコンだと思います。

 

大学生はパソコン使うのあたりまえだろうと、ついこの間まで思っていました。レポート書いたり、論文書いたり、パソコンなくしてできるはずがないと思っていたのです。

 

ところが、今の大学生はその論文をスマホで書くと聞いたとき、本当にびっくりしました。あの小さな画面で文章の修正なんてできるとは思っていなかったからです。ただ、僕のほうが完全な偏見であり、スマホだけで論文を書いてしまう大学生はそんなに珍しくもないそうです。

 

大学卒業して会社に入って、そこから仕事上パソコンを覚えるという人のほうが多そうなんですね。

 

そこにある団体がとったアンケート調査があります。20代の人のスマホ利用率は8割だけど、ノートPC利用者はその半分しかいないと言うのです。

 

僕は今の若者はスマホもパソコンも使うのだとばかり思っていたら、そんな若者は珍しくて、むしろスマホしか使わない人が主流のようです。