ルールを守るのが健全なスポーツ | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

降雨コールドで勝ち負けが決まってしまったのは、ちょっと気の毒だとは思いますが、事前のルールがあるわけですから、それは守らなければなりません。ある一定のルールのもとで勝負を行うのが健全なスポーツです。そのときになってルールを変えるなんてことはあってはいけません。

 

今回の事例をもとに、次に同じことがあったら、再試合にするようにしようというのであればかまいません。ただ、その場合には、事前にルール変更をしておくべきです。そのときになって、ルール変更なんてあいまいなことをしては、それはスポーツではなくなってしまいます。

 

負けた方は気の毒ですが、ルールはルールです。そのルールは審判の判断にまかせないと。

 

とくにアマチュアの高校野球では審判の判定にクレームをつけることは認められていません。間違った判定もあるとは思いますが、それは織り込み済みの審判判断なのです。プロだとよくクレームだしますけどね。

 

オリンピックの野球を見ていると、一試合に1回だけ、クレームをつけてビデオ判定してもらえるようですね。サッカーでもありますけど、審判も間違えるものだというのをみとめて、おかしい場合にはビデオで確認するようです。これもクレームをつける権利、ビデオで確認する権利をあらためて決めておくからできることです。それは試合を開始する前にルールを決めておき、両チームに平等に権利を与えないとね。