そんなもんですみますかね? | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

尾身さんがコロナ感染者数について、予想数を大幅にあげてきた。僕からしたら、そんな低い数ですみますかねという気持ちである。

 

ただ、この数はそんなに心配する必要もない。ほとんど軽症者だからだ。重症者はかなり減っている。

 

注意してほしいのは、軽症とは言っても、ワクチンをうっていない人にとっては、今までと同じ重症化する可能性があるということである。人数が増えているだけに、そこらへんにウロウロしている。だからこそ、その人達からかからないように、会食などを控えることである。

 

ワクチンを打たないのは個人の考え方で自由である。感染してもかまわないんだという人もけっこう多い。でも、そんな若い人たちでも、呼吸困難、高熱などの症状は起こり得る。そのような患者が病院に入院すると、医療は逼迫する。ほとんどの人は若いと助かるのだから、病院に行かない。自宅にじっとして我慢するということも考えてほしい。

 

・ワクチンあえてうたない。

・コロナにかかるのはやむをえない。

・かかった場合には自宅でじっとして治るのを待つ。もちろん、他の人にうつさないように、仕事もしっかり休んで。

 

この3つはセットとしてほしいものだ。N国党の人みたいに、ワクチンなんてうつなと自分で言っておきながら、病院入院するのはやめてほしい。そのような人がたくさんくると、本当に医療の逼迫はおさまらない。コロナで具合悪くなって入院したいという人は、せめてワクチンをうってくれ。

 

ワクチンをうちたい人全員が早くワクチンを打てるようになることを望んでいます。