高齢者の新型コロナワクチンが明日から始まります | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

65歳以上の高齢者のコロナワクチン接種が明日から始まるとニュースが流れました。ただ、しばらくは一般の高齢者はうてません。

 

八王子市では、ワクチン入荷にともない、電話とWebを用いて、65歳以上接種者の募集を行いました。すると、90分でいっぱいになってしまったようです。このため、苦情が多かったとか。これはニュースになりました。

 

八王子市では65歳以上の高齢者が15万人ぐらいいて、行政に入ってくるワクチンが1900本ぐらいだったらしいのです。ごく一部の人しか打てない本数なのに、一般公募してしまったから問題なのです。

 

足立区を含めて多くの行政では、第一段階で入荷するワクチンはごく少数です。これはどこの自治体も同じです。奪い合いになってしまうため、この少数のワクチンは施設の高齢者にうつことが決められました。高齢者福祉施設がクラスターになるおそれが高いので、一番危ない人たちから打とうということです。これがベストな解決方法だと思います。もちろん、第二弾、第三弾と次々ワクチンはきますから、一般高齢者にもどんどんうちはじめることと思います。

 

イギリスでは国民のワクチン接種がかなりすすみ(半分ぐらい)、コロナ感染者は1割ぐらいに激減したそうです。日本もワクチンをどんどんうてば、そうなることでしょう。

 

うちのクリニックでも、コロナワクチン接種を行う予定です。当院かかりつけの人が中心になるかもしれませんが、希望者は他県の人でも当院でうてます。ただ、行政から送られてくる接種券が必要にはなります。

 

ワクチン接種者の募集については、詳細が決まりしだい、どんどん行っていきます。まだ、具体的ではないのでお待ちください。本格的接種は、5月のGW明けになると思います。