ペナルティのワッキーが中咽頭がんから復活したというニュースが流れてきた。最近の中咽頭がんはウイルス性のものが多いそうなので、そっちなのかと思っていたら、案の定正しかったようだ。
ワッキー、過酷がん闘病生活を激白 首に2カ所転移「実は、早期発見ではなかった」
このウイルスは、ヒトパピローマウイルス。子宮頸がんをひきおこすウイルスとして有名になったが、男性も感染する。このウイルスが中咽頭がんを起こすのだ。
中咽頭がんに比べると、子宮頸がんのほうがはるかに数が多く、子宮頸がんをなくすために、HPV(Human Papillma Virus)ワクチンというのが作られ、思春期の女性に公費でうちはじめた。ところが、このワクチンで副反応がでたとマスコミに騒がれ、一気にこのワクチン接種がとまってしまった。後にワクチンを検証し、副反応ではないという結論がでたのだが、マスコミがさんざん流した影響は大きく、コロナワクチンに関してもかなりの影響を与えている。
このワクチンは女性のみに公費で無料で受けられた。これがでてきたとき、男性もこのウイルスに感染するのに、なんで女性だけがワクチンを打たなければならないんだという批判もけっこうあった。もちろん、男性は子宮頸がんにならないからである。しかし、少数とは言え、ワッキーのように中咽頭がんになるケースがあり、それが最近増えているそうだ。もしワクチンを打っていたら、おそらく中咽頭がんも防げるだろう。
今は男性もこのワクチン接種は可能であるが、公費で無料接種は認められないので、高いワクチン代を払わなければならない。なぜ女性だけ優遇するんだという批判がでてきてもいいのだが。
