コロナ報道で若い人に意外と知られていないこと | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

秋葉原のメイド喫茶でクラスターがでたようだ。接待を伴うお店(メイド喫茶は今までのところとは違い、濃厚接触はあまりないとは思うが)が、危険なことは報道の通りである。それなのに、なぜクラスターがでてしまうのか。それはおそらく、周知されていない重要な事実があるからだ。

 

無症状者が感染源になる。

 

この一言につきる。このコロナ報道がやかましいとき、熱などの症状があったら、さすがにお店に行かないでしょう。それぐらいの良心は多くの人は持ち合わせているに違いない。「私はなにも症状がないから大丈夫」こういう認識違いが、感染原因になるのであろう。特に若い人の場合には、無症状者のほうが圧倒的に多く、無症状者はまったく用心しない。それが感染を広げてしまうのだ。

 

熱がでればコロナかもしれないと思っても、症状がないときはコロナであるはずがないと考えているのだろう。

 

つまり、人と人とが接触するようなお店は極力避けたほうがいのだ。マスクをしないで、大声をだすような仕事は非常に危ない。

 

メイド喫茶側にも油断があったのだろうか。