それは金策。
簡単に言えば、借金の交渉です。
診療報酬というのは、2~3か月遅れで振り込まれます。つまり、3月の診療報酬激減は、5月から6月にかけて襲ってきます。飲食店などは、今月のお金がないと騒ぎます。医療機関では、この診療報酬の遅れがあり、少し遅れて資金が少なくなるのです。
特に耳鼻咽喉科に関しては、これからずっと閑散期です。患者が増える要素は秋まではありません。そのために、夏に近づくにつれて、資金が不足してしまいます。そのお金の不足を何とかしなければならないのです。
飲食店は今月のお金がないと大騒ぎになって、今資金繰りに走っています。医療機関は数か月遅れでくるので、今のうちに資金を何とかしないと本当に倒産します。
一般的に個人のクリニックは医者が管理をしていますので、僕も含めてお金にうとい人が多いのです。普段ならばそれでも何の問題はないんですが、この緊急事態では話が違ってきます。もし、全く危機感がないクリニックがあるとすれば(患者が減っていないところは別ですが)、そこはつぶれます。
そんなわけで自分も、いくつかの改善策をとりはじめています。勤務医にはない悩みですね。