不要不急の外出とは? | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

「不要不急」

僕自身、この言葉を知らなかった。聞いたこともなかった。

漢字をみればなんとなく意味はとれる。しかし、正しく理解できていなかった人も大いに違いない。

不要不急とは、重要ではなく、急ぎでもないこととでてきた。

今日の飲み会は、会社のコミュニケーションをとるために重要だと言う人も多いことでしょう。重要ではないといわれれば、そんなことはないと反論が多くなるに違いない。これこそが「不要不急」と呼び掛けても、事態があまり変わらない理由ではないか。

 

飲み会は一切禁止。

3人以上の外食禁止。

緊急性のない集まり禁止。

このように具体的に指示していかないと、なかなか理解されづらい。

さらに言えば、仕事が終わったら飲み屋によらずに、まっすぐ自宅に帰れという指示をしたほうがわかりやすかった。

 

一流大学卒業しているような人は、「不要不急」と言われればすぐにわかるのかもしれないけれど。

 

これだけは言える。初めてこの言葉をつかったとき、その言葉を知っていた人はごく少数派であろう。今だって正しく理解している人は少ないのかもしれない。