高校の同級生が亡くなった | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

高校時代、同じクラスの同級生が亡くなったと連絡がありました。現在55歳。

 

死因は食道がんだったらしい。昨年も一人食道がんで亡くなっています。2人とも喫煙者だったような記憶があるのですが、本当のところはどうだったかな。

 

50人のクラスのうち、5人が亡くなったことになります。年齢を考えると、多いなあという印象です。もちろん、連絡がとれない(クラスメートと接触のない)人もいますから、他にもいるかもしれません。

 

30代のころになくなった医師もいました。骨肉腫でした。彼は中学から5年間皆勤賞を続けていました。うちの学校は、遅刻でも早退でも皆勤賞は途絶えます。5年間にわたり無遅刻無早退無欠席。6年間皆勤をすると卒業式のときに表彰されるのです。それをずっと目指してがんばってきました。ところが、卒業間際の冬に体調を崩し、無理やり学校にでてきたのです。学校でも吐いて、とうとう我慢できなくなり早退しました。6年間皆勤が直前になり崩れてしまったのです。彼は目標を失い、それから3日間休み続け、体調が完全によくなってから復活してきました。その彼ですら、若くして病気でなくなりました。

 

不摂生で病気になる人もいますが、そんなの関係なく病気に倒れる人もいます。運命としか言えないですね。この年で1割の同級生が亡くなったのはちょっと多いような気がしています。どうしてもみんなの元気だったころを思いだしてしまいます。元気だったときしか知らないけど。