これはあくまで私個人が歯列矯正を始めるにあたって実施した行動やその感想です。こんなことしてる人がいるんだ、と参考程度に読んでくださいね



まずは歯列矯正を開始するにあたっての準備です。4つに分割して記録します。

前回分は最下部にリンクを作ってますのでよろしければご参照ください。


前回記事に「いいね」してくださった方、ありがとうございます😊

今回は「準備(後編2).精密検査と医院決定」です。 


【目的】

歯列矯正を依頼する歯科医院の決定


【手段】

  • カウンセリングを受ける ←前回
  • 医院に対する評価 ←前回
  • 精密検査を受ける


精密検査を受ける 

精密検査

実際にどんな精密検査を受けたのか記述します。

あくまで素人の覚えてる限りの内容になりますので、実際と異なる可能性があります。


  1. CT検査
  2. レントゲン写真
  3. 写真撮影
  4. 歯茎の状態チェック
  5. 顔の中心の確認
  6. 歯の状態検査
※項目4以降は診察台での検査


1.CT検査

特筆することなし


2.レントゲン写真

全体と部分の2種類の撮影がありました。

個人的には、この部分写真でフィルムを噛むのがつらくて大変でした。

歯茎にフィルムが刺さって痛いのと、動いては駄目なので唾液が口の中に溜まって飲み込めないのです……。


3.写真撮影

写真嫌いには苦痛の写真撮影ですが診断に必要なので淡々と受けました

正面、横顔を近くからと遠くからを、下記内容で撮影しました

  1. 口を軽く閉じた状態
  2. ポカンと開けた状態
  3. いーっと思いっきり笑った状態


4.歯茎の状態チェック

一般歯科でよく実施する歯と歯茎の境目をチクチクするやつですね

衛生士さんが「5番1」とか言いながらチクチクするアレです(笑)

歯周病の検査だと思います


5.顔の中心の確認

個人的にこれが難しかった!

まず自分で手鏡を持ち、

衛生士さんがフロスを使用して目と鼻の位置から顔の中心線を引きます。

その中心線に対して、上の前歯、下の前歯がどう見えるかを答えます。

中心より右にズレていると思うのか、左なのか、それともほぼ中心だと思うのか。自分が見た状態を回答します。


私は下の歯が斜めに生えているようで、下前歯のコンタクト部分は中心だけど、根本はズレてるように見えるというよく分からない状態でした。

結局、左にズレてるのか、右にズレてると言うべきなのか……悩みましたが見えた状態をそのまま答えました


6.歯の状態検査

最後はドクターによる歯の状態の確認です

主に虫歯検査だと思います



以上が、私が受けた精密検査でした。


所要時間は、来院から退出までトータル1時間でした(会計込)。

これは午後一番で予約していたので最初の待ち時間がほぼ無かったことが大きいと考えてます


精密検査で伝えたこと

精密検査の結果を以てドクターが治療プランを考えます。

このためプランに反映してほしい要望はこの精密検査時に伝える必要があります


私は以下の内容を伝えました

  1. 使いたい矯正装置
  2. アンカースクリューの有無
  3. 抜歯箇所の指定
  4. VTO作成依頼

1.使いたい矯正装置

唇側矯正、下側矯正、マウスピースなど、どのカテゴリのどの装置を使いたいのかを伝えました

(例)唇側矯正のプラスチックブラケット


2.アンカースクリュー

治療に歯科用アンカースクリューを使用してもよい、旨を伝えました

カウセリング内容からアンカースクリューを埋める方向になりそうだと考えたためです。


逆に、絶対に埋めたくない方はその旨を伝えた方がよいかと。


3.抜歯箇所の指定

私は、左側上下の5番に被せ物をしています(虫歯治療跡)。

便宜抜歯が、4番>5番の優先順で実施されることが多いこと、指定箇所が虫歯を繰り返してることもあり、抜歯対象として検討の俎上にあげてもらいました。


抜歯箇所の指定は受け付けない方針の医院もありますのでご注意ください


4.VTO作成依頼

未来予想図的なものですね。

どんな口元になるのか知りたいので作成依頼をしました。



この他にも光加速装置など色々なオプションがあると思います。診断内容や確定金額に反映させたい事柄は伝え忘れが無いようにしっかりメモしていくことをオススメします!



診断結果

タイミング:精密検査から約2週間後

場所:カウンセリングルーム

にて、診断結果の説明を受けました


【結論】

通常の矯正治療は困難

手術を伴う外科的矯正ならば可



え???(´゚д゚`)




私の診断結果は置いといて、診断説明の流れや説明を聞く上で私が大事だと思ったポイントを記述します。


  1. 説明資料の構成
  2. 説明の流れ
  3. 大事なポイント
  4. これから診断結果を聞きに行く方への余計なお節介


1.説明資料の構成

サイズ:A4(片面印刷)

枚数:6


1枚目は、診断結果(論文でいう「要旨」的な感じ)

診断名、主訴、分類、不正咬合の性格が記載されていました。


2枚目以降は、分析や計測の結果(分析データ、ポリゴン表、CDS分析、歯の大きさ)でした。


2.説明の流れ

1枚目の記載内容を解説する形で進みました。


「不正咬合の性格」として、骨格、歯の傾き、歯の大きさ、歯周状態、機能問題、側貌、悪癖、審美評価、CT評価が記されており、各項目を2枚目以降の資料やモニターに映し出される写真を見ながら説明を受けました。



3.大事なポイント

個人的に大事だと思ったポイントは「主訴」(注)に自分の解決したい事柄が全て反映されているかどうかです。


矯正治療は、主訴と分析結果が一致していなければ治療ができません。

分析データで説明できない悩みは矯正治療で解決できないのです(逆に、分析データで説明できる悩みは矯正治療で解決できる、と言えます)。


このため主訴の内容に誤りや不足がないか確認することが重要だと思いました。


(注)自分自身が感じている悩み。複数個記載アリ

私の場合だと、口元の突出、歯が大きい、軽い開咬など、前々回「準備(中編).悩みと疑問を文字化し、自己分析して抜歯・非抜歯を決める」>どこを治したいのか明確にする(希望・質問)

で記した内容で、カウセリング時に医院側に伝えました。

その内容を歯科的専門用語に置き換えられて表現されたものだと理解してます



4.これから診断結果を聞きに行く方への余計なお節介


①.説明内容は録音すること

②.後日の追加質問を受け付けてもらえるか否か(可の場合はその方法)を確認すること

をオススメします!


診断内容の説明は、その場では分かった気になったつもりでも翌日に録音を聞くと思い違いしてたり、少し異なるニュアンスで理解してた部分がありました。


私はありませんでしたが、通常の矯正治療で対応可能な場合は「契約」の話もあります。

ここも勘違いや思い込みは避けたいですので、録音してしっかり理解し、疑問や不安があれば後日医院に確認すればいいと思います。


なお、録音は診断結果の説明開始前にドクターに、録音させてほしい旨を伝え承諾をもらってから行いました。


録音アプリはフリーソフトの「PCM録音」を使用しました。

バックグラウンド再生ができるので、聞きながらGoogle Keepに書き起こすことができました。

Google LLC提供の録音アプリだと文字起こし機能がついてるようなのですがバージョン的に使えず……残念


PCM録音(GooglePlay) 




医院決定 


診断内容、治療プラン、契約内容を理解し納得したら、契約を結び、早速矯正治療のスタートです!


納得できない場合は、医院を変更(候補から探すでも1から探すでも)して納得できる医院をみつけましょう!



………本当は、契約書のこの点を確認しましたとか書きたいのですが、前述の通り、私は通常の矯正治療はできないので至極当たり前のことを書いて終わりとします。



今後について

今回の診断内容は納得しており、ドクターや衛生士にも好意的印象を持ってます。このためセカンドオピニオンとして別医院を探す予定はありません。


ただ私にとって、外科矯正は完全に想定外で未調査の世界です。

医院側から概要説明も受けましたが、即決することができない内容でした。


ありがたいことに、著名な口腔外科専門の先生をご紹介いただけたので相談に行く予定です。


矯正の進展報告は3ヶ月後を考えています。


以上、ここまで読んで頂きありがとうございました!



【まんまの歯列矯正〜準備編〜】

準備(前編).歯科医院探しの方法&絞り込み方


準備(中編).悩みと疑問を文字化し、自己分析して抜歯・非抜歯を決める


準備(後編1).カウンセリングに行って確認したこと