職場への報告は大事をとって1週間休んだ後の
2人揃って出社のタイミングで伝えた。

部長は少し驚いていたけれど「そっか、おめでとう」と言って独り言かな?
“松本がねぇ、へぇ~松本が…”とブツブツ呟いてた。


そして、舞さんの家を引き払い俺の家を新居にすること決まり
引越しの荷物の整理で黄色の物は殆どなくなった。


俺に気を遣ってるのかと思って

そのままでいいよ

と声をかけたけど、

“ううん、大丈夫” 

と言って、

どうしても捨てられない思い出のグッズやペンライト、雑誌の切取りのファイルなどを段ボール1つにまとめて【嵐&ニノ 宝箱】と記し、
それはクローゼットの奥へと仕舞われた。

玄関に置いてたテラリウムとテレビの前に飾られてたびーどろは、うちのリビングへと場所を移し
色違いのびーどろは仲良く2色並べて飾られている。


舞のお姉さん家族に2人で報告に行った際には、
俺の年齢に少し驚かれてしまったけど、

“これでやっとリアルの世界にこれたのね、安心したわ” 

“年齢の割にしっかりしてない抜けてる子だけど、どうぞよろしくお願いします”

とあっさり認めてもらえた。


うちの家族には2人で東京に行って改めて報告することになった。

事故から7日、

『今日、こっちで受診して経過を診てもらってきたよ。特に問題もなくもう大丈夫でしょう、痺れや痛みが出たらその時は直ぐに受診してください。って言われたよ…………。
ねぇ、今日から寝室一緒にしない?』

そう切り出すと

「うん」

と短い返事。

素っ気ない…

あとから聞いたら「なんか照れくさかった」と。


安易に触れ合うと歯止めかけられなくなりそうで距離を取ってたと可愛いことを打ち明けてくれて
益々愛しく感じた。

もう我慢しなくてもいいよ。

いつでも甘えて♡
いつでも触れ合って♡
好きの気持ちを伝えあって確認して♡
敬って♡
支え合って♡
高め合って♡

そうやって家族になっていこうね🌹


                …fin…










空港に着くと、その足で区役所に行き、

時間外受付に婚姻届を提出してから帰宅した。




午前中に告白されて、


PM20:00を回っている今、


舞さんは正式に俺の配偶者になっている。


これは夢見たいな現実。





『松本舞じゃなくて、宮舘舞になったんだね、

なんかまだ不思議で夢を見てるような気持ちだけど、どうぞこれからよろしくお願いします』


そう言うと、

舞さんも


「宮舘舞か…なんか照れちゃうし、慣れるまでちょっと時間かかるかもしれないけど、こちらこそよろしくお願いします」



と返した。


舞のお姉さんには日を改めて挨拶に伺うことになり、

母には電話で入籍したことを報告した。電話の向こうで父の「おめでとう」の声が聞こえた。




食事が終わると帰る準備を始める舞さんに

『え!何? 帰るの⁇』

と驚いて声を掛けた


「だって、まだ1週間程度運動は避けるように言われてるんでしょ、その間はお泊まりはしない方がいいのかなって思って」


『それはそうなんだけど、夫婦になったんだし、今日から一緒に暮らすのかと思ってた』


「その辺もどっちの家をどうするのか?とか色々話しながら決めて行かなきゃだね」


『そうだね、今後のことは話しながら決めていこう!

それとは別で、今日という日は特別に大事にしたいから一緒に居たいんだけどダメかな?』


舞さんを説得して一緒に居ることになったけど、ただし、寝室は別で!が条件となった。


ゴネる俺に「りょうたの体を心配して気遣いながらは嫌」と返されぐうの音も出なかった。



確かに!それは俺も本望じゃない。


一方的じゃなく、ちゃんと愛し合いたい。




長く長く感じてしまう1週間を迎えることになるけど、

その時が来たら “覚悟しといてね、舞さん♡”










「不束者ですが、よろしくお願いします」



その言葉を聞いたら、じっとしていられなくなって



今日中に籍を入れることは可能なのか?

どんな手続きが必要なのか?

出来れば2人の関係に変化が訪れた今日という日を
2人の記念の日にしたい‼︎


そう思って動き出した。




昔からの友達のグループLINEに

“急で悪いんだけど、夕方前迄に婚姻届を羽田空港まで届けに来れそうな人いないかな⁇ 
そしてよければ証人の欄に記入もお願いしたい🙏”

と送信した。


《たまたま今日は時間あるから可能だよ!ラッキーだったな✌️わら》

って深澤からの返信。



《俺も行けるよ》とヒカルからも。


2人揃って羽田空港まで婚姻届に証人欄も記入を済ませて持ってきてくれた。


急だったし、搭乗時間までそんなに余裕もなかったから、

『このことは今度改めて説明させて貰う、今日は本当にありがとう!恩に着るよ!』

と感謝を伝えると


「舘が俺たちに頼み事するなんてレア過ぎて余程のことだと思ったからさ」

「おめでとう!で良いんだよな? 相手は…そちらの方?」

その言葉に慌てて、舞さんを2人に紹介した。



舞さんも何度も御礼を言って

深澤とヒカルに見送られながら搭乗ゲートを通過した。