『あの〜、



嬉しいんだけど、



勝手に死にそうにしないで』




頭を撫でながら優しく笑う涼太。







「りょうたに何かあったらって生きた心地しなかった。


良かった。 ちゃんといる。」




確かめるように涼太の顔に触れる。




「痛そう」



『痛いよ、少しだけね』






触れていた手を取り




『ありがとう 心配かけてごめん』




って反対の手で涙を拭ってくれる。







そんな涼太を見て


また涙が溢れて止まらなくなる




『おーい! こんな泣き虫さんだったなんて知らなかったよ』



「私も」



『てことは、俺だけが知ってる舞さんてことだね』









「もうさんは要らない、



舞でいいよ。



私……ずっとりょうたと居たい。





りょうたが好き




いっぱい



いっぱい



好き




大好き♥」