知人がふらりとやって来て、会社が厳しい状況にあることや、これからの進む道について話していきました。決断を迫られる時期がやってきたのでしょう。彼は、こうつぶやいていました。「人生は修行だからね」。
つらいことが重なったとき、「人生は修行」だと自分に言い聞かせ、納得させたい気持ちもよくわかりますが、彼にあえてこう言ってみました。「遊行(ゆぎょう)という人もいるよ」と。彼は、それを否定せずに苦笑い。
人生を「修行」にするか「遊行」にするかは、自分の人生なんだから自分で選んだらいい。 その両方が適度に入り交じった人生も一興だ。どちらかに決めつけなくてもいい。いずれにしても、人は「好み」の人生を歩んできたし、これからもそうするしかないでしょう。