初演に引き続き出演させていただきます、ワダタワーと申します。
はじめましての方、はじめまして。
すでにご存知の方、今後とも末永く宜しくお願い致します。
前回『天動虫版マクベス』にはマクベス役として出演させていただきました。
舞台上にたくさん出させていただき、たくさん喋らせていただき、動き回り、泣き、喚いたにも関わらず、幕が降りたときに感じたのは「やり足りない」でした。
体力的にはヘロヘロでした。
でも「もっとやりたい」という気持ちに満ち満ちておりました。
きっと疲れすぎておかしくなっていたのだと思います。
アドレナリンもドバドバ出ていたと思います。
再演の話を聞いたときには「またやれるんだ!」と喜びいさみ、「もっとこーしよう、あーしよう」と色々と考えてはニヤニヤしておりました。
今は残念ながら「どーしよう」としていたのかさっぱり忘れてしまいましたし、喜びも今は緊張感のほうが勝っている状態です。
昔こんなことを聞いたことがあります。
「緊張するのは【いいところ】を見せようとしているからだ」
少なくとも自分は【いいところ】を観せようとしているらしい。
【いいところ】を観せる自信があるらしい。
…【いいところ】、みせたいな。
劇場に足を運んで下さるお客様に【いいところ】をみせたいのはもちろんのこと、一緒に『天動虫版マクベス』を作っていく劇団の皆さんや、客演の役者さん、スタッフさんにも【いいところ】をみせたいのです。
でもしょせんただの大きいだけのオジサンなので、【カッコワルイところ】もたくさんみせていくのでしょう。
でも、何もかもさらけ出さないと面白いものなんて作れないので、【カッコワルイところ】も【いいところ】とともに楽しんでいただけたらと思います。
楽しんでいただきたい。
…いただけたらいいな。
※実はこれを書いている時はまだ稽古開始前でして、またマクベスを演じる想定で書いていますが、配役が変更になる可能性もまだまだあります。
ご了承下さい。
ちなみにマクベス夫人を演じることとなったときは、精一杯かわいらしい夫人を演じさせていただく所存でございます。
皆様よろしくお願い致します。
ワダタワー