自分がそこにいたら、何て言う? | 劇団天動虫 の 稽古場日記

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こんばんは、ちあきです!


今日のブログは…

この公演について書かずにはいられない☀️
『青春グリッター』




思い入れ深い作品です。
若かりし頃のわたしはこの作品があったから、演劇を続けると決意した
…と言っても過言ではありません。。。!

ジョニーもたくさんブログで書いてくれてます✏️


楽しい青春シーンがたくさんなんですけど…!



(制服ー!!👏✨)


それとは裏腹に
テーマはとっても深くて繊細で
いつまでも正解がみつからない。


みなさんにとって学生時代ってどんなでしたか?
人それぞれ甘かったり苦かったり色んな思い出があるとおもうのですが…


この物語は
楽しくて幸せな思い出がなかった人のために、
バーチャルで偽の〝青春〟をつくりだし、
記憶をすり替える。

これって良いことなの?
っていう壁に主人公がぶつかります。

簡単に記憶を変えちゃうなんておかしい!
って思っても、
それは、幸せに生きてきたから言えることなのでしょうか。
でも、記憶を自分のものとは別のものにできてしまったら、
生きている意味とは…?
ってならないのか。

そんなことを主人公が考え他のみんなと意見を戦わせるんですが…

もしその場にいたら、自分だったら何て言うんだろうって考えちゃいます。

前に進むってどういうことなんだろう。
昔の辛かった記憶をいっそ別物に捏造してしまったほうが前に進めるのか。
まぎれもない、自分の記憶してる苦難を乗り越えて前に進めるのか。

人それぞれなのか。


…今いろんな事件なんかも世の中にはあったりして。


正解はないのかもしれないけど
ずっとずっと考え続ける作品だなって思います。


そんな大きくて難しいテーマを、
汗でどろっどろになりながら演じるという
すごい舞台でした。



わたしは涙をながす役ではないのに滴る汗が目に入って大変でした。笑
あと実際の私は運動神経が悪いのにバスケが上手い役だったので大変でした。笑