
帆足さんは流山児★事務所時代の後輩ですが、年齢は私と同じ。
彼女は退団後に中学校の演劇部の指導などの経験を経て、その教え子たちとともに劇団を創り上げて来ました。

稽古場にいていちばん強く感じることは、帆足さんの愛情の深さ。
一人ひとりの役者への想いの深さ。
とにかくよく観ているし、本人が気づいていないような心のありようや、小さなクセ、体調の変化、迷いや不安まで、事細かに観ている。
そしてどこまでも根気よく、粘り強く、ものすごいエネルギーと言葉をもって一人ひとりに向き合う。
ああ、ひとを育てるってこういうことなのかもしれないな、と毎瞬間、感動せずにいられない。
私たちはパワハラ・セクハラ・モラハラ・アルハラなどあらゆるハラスメントを「当たり前のこと」として受けて来た最後の世代です。だからこそ、帆足さんは若いひとたちを大切に大切にしている。腹を割って語りかけつつ、本人の存在そのものを必ず尊重する。
相手にうまく伝わらないとき、彼女はよく「私の言葉が足りなかった」「私の言い方が悪かった」と謝ります。その真摯な姿勢といったらもう、頭が下がるばかり。
新しい世代の新しい女性の演出家だなと思うと同時に、決して優しいだけではない煮えたぎるような情熱と、帆足さんが人生で培ってきたあらゆる苦楽に基く強い衝動が彼女とこの劇団を動かしているんだなと思います。
天動虫が大事に、そして全力で創り育ててきた作品が今ここにあります。
舞台だけで食べているわけではない社会人も多くいるし、久しぶりに舞台に立つ方もいるし、シニアの方もいます。
演劇の美しさが、演劇の力が、真っすぐにここにある。
全員野球です。
素晴らしい体験をお約束します。
ぜひ、ぜひ!お越しください。
心よりお待ちしております。
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『カスパー・ハウザー』
カレガミタソラハナニイロダッタノカ
〈日時〉2026年10月7日~12日
7日(水)19:00
8日(木)19:00
9日(金)14:00/19:00
10日(土)14:00/19:00
11日(日)14:00/19:00
12日(月祝)14:00
〈劇場〉下北沢 シアター711
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